クレアチニン（Cr）とは？

クレアチニン（Cr）は腎機能の指標として用いられている検査項目です。
クレアチニン（Cr）は筋肉の中にある「クレアチン」という物質の最終代謝産物です。腎臓の糸球体というところで濾過されて、その後に再吸収や分泌されることが少ないため、腎臓の濾過機能を反映するのです。

クレアチニン（Cr）検査でわかること

クレアチニン（Cr）は腎臓の濾過機能が低下した場合に高値を示します。急性・慢性腎不全により濾過機能が低下した場合、心不全が原因で腎血流が低下した場合、尿路閉塞により腎後性腎不全を起こした場合、脱水により腎前性腎不全を来した場合、などに高値となります。

クレアチニン（Cr）は筋肉の中にある「クレアチン」の最終代謝産物ですから、筋肉の萎縮する病気である筋ジストロフィーでは低下します。