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PET-CT検査は、PET(機能情報)検査とCT(形態情報)検査を融合させて、ほぼ全身のがんを調べる検査です。現在のPET検診は、PETとCTが合体した装置で「PET-CT」検査を実施するケースが主流です。

たとえていえば、まず、CT検査によって全身の「白地図」をつくり、次いでPET検査で身体のなかの「各臓器や各部位の糖代謝」をスキャンした情報を得ます。糖代謝の程度は白黒の濃淡や、赤橙黄緑青藍紫のスペクトルで表わされます。前者であれば色が濃い人、後者であれば赤に近いほど糖代謝が活発であることを示します。

この2つの情報を重ねることで、自分の身体の地図のなかでどのあたりにがんを疑うエリアがあるのかをみつけるという仕組みです。

PET-CT検査は、がんの早期発見や良性・悪性の区別、転移状況の把握などに役立ちます。ただし、胃などの消化器官粘膜の早期がんや泌尿器科系のがん、心臓・脳などブドウ糖を多く消費する部位の診断は不得手とされています。