肥満度は1~4度
BMIで25以上が肥満とされ1〜4度の4段階に分類されます。ただしBMIが正常でも、コレステロールなどが高い場合や高血圧がある場合には注意が必要です。
肥満度の判定基準(日本肥満学会2000)
BMI | |
---|---|
低体重(やせ) | 18.5未満 |
普通体重 | 18.5以上 25未満 |
肥満(1度) | 25以上 30未満 |
肥満(2度) | 30以上 35未満 |
肥満(3度) | 35以上 40未満 |
肥満(4度) | 40以上 |
特定保健指導の目安となる腹囲
腹囲は、特定保健指導の目安となります。腹囲が基準値(男性85cm、女性90cm)以上でBMIや血糖値などに問題があると指導対象となります。これは、内臓脂肪面積100㎠以上をマーカーとした基準です。
ただ、厚生労働省などが、腹囲やBMIが基準値未満であっても、血糖値や血中脂質濃度などに異常がある場合、心血管疾患や生活習慣病の発症リスクが高まるなどとする研究結果を発表しており、2018年からは「新基準」がスタートする予定です。
新基準では、血圧、血糖、血中脂質の検査結果から心血管疾患リスクを判断するとされています。具体的には、腹囲が基準以上の場合は、従来通りの保健指導を実施し、基準未満の場合は、内臓脂肪蓄積以外のリスク因子を特定するための調査方法や原因ごとの新たなプログラムを開発していくことなどです。
この記事の監修ドクター
【略歴】
2017年 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了
2017年 ファミリークリニックひきふね 院長就任
【資格】
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
日本内科学会認定 総合内科専門医