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メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニックインタビュー

新しい技術を率先して取り入れることで比較的年齢の若い受診者の方にも簡便に脳ドックを受けていただける体制を整えました

【Dr.インタビュー】院長:知久 正明 先生
「脳ドック」と言うとかなり大掛かりな検査で、受診者自身も脳ドックは検査の料金も非常に高く、受ける必要もないと思っていらっしゃる方も多いと思います。脳卒中などの脳の病気は突然発症し、命に関わる大きな病気であり後遺症などを残す確率が高いです。そのため、当院ではできるだけ未然に脳の病気を防げるように「スマート脳ドック」を提供し、若い方から比較的気軽に脳ドックを受けていただける仕組みを作りました。

  • 健康年齢を維持するために予防医療が重要と言われていますが、どのような理念の下に掲げられたのですか?

    未病ということが最近よく言われていますが、つまり、病気にならないための予防が非常に大切になります。これからの社会は高齢者が増えていくことによって医療費が膨らみ,それに伴う財政破綻が十分考えられます。そういった中で、病気にならないということはこれからの日本の将来を支えることにもつながります。ぜひ人間ドックや検診の画像診断を受け、病気を未然に防ぐことで社会に貢献していただければと思います。

  • 検診では、主に脳血管疾患や心臓病のリスクを中心に診ていらっしゃいますか?

    日本人の死因で1番多いのは悪性新生物、つまりがんのことですが、全ての部位のがんを合わせての死因1位であるため、臓器別にみると心臓の動脈硬化で亡くなる方が大変多いと感じています。しかし、心臓ドックはまだまだ浸透しておりませんが、脳ドックなど、他の部位を検査する延長線上で少しでも興味をもっていただければと思います。

  • 銀座という土地柄にみられる受診者の傾向などがあれば詳しく教えてください。

    受診者の平均年齢は40代くらいだと思います。銀座という土地柄、サラリーマンの方などいわゆる働き世代の方が非常に多く、平均年齢が比較的低いのが特徴です。また、外国人の方や海外にお住まいの日本人の方にも多く利用していただいており、来院していただいて受付からお会計まで30分ほどで終了し、検査結果はインターネット上でチェックしたいただくことも可能です。

  • 人間ドック・検診でよく見つかる疾患についてお話をお聞かせください。

    頭の中の白質病変というものが多く発見されます。昔は加齢的な変化やもしくは高血圧、脂質異常症などの病気をベースにしてなってしまう病気だと言われていたこともありましたが、最近は若い方でも見つかる率が高くなっています。その原因は、睡眠不足、運動不足、仕事や家庭のストレスだと言われています。そのため、そこを食い止めて将来の脳梗塞や認知症を予防するために早期に脳ドックを受ける必要があると思っています。

  • 人間ドックは、飲酒喫煙歴が長い方にはぜひ受けていただきたいと思われますか?

    元々、大量にお酒を飲まれている方や1日に何本もタバコを吸われていらっしゃる方は、あまり健康に関心がなく受診されない方が多いですが、やはり大量飲酒されているかたは睡眠の質が悪く、若くても白質病変や頭の虚血が多いです。また、喫煙に関してもニコチンがアドレナリンを出すことで頭の血管を収縮させるため、喫煙者やその周りにいる方も受けられた方が良いとは思っております。

  • 「スマート脳ドック」とは一体何でしょうか?特徴を教えてください。

    スマート脳ドックは、予約からお会計までインターネット上で完結させることができますので、時間が短縮でき、さらに費用も抑えることができます。また、医師によるダブルチェック体制と人工知能(AI)のサポート(研究開発中)で見逃しを限りなく少なくしていることも特徴の一つです。さらに、検査結果はスマートフォンで確認できるだけでなく、ご家族とデータを共有することも可能です。

  • スマート脳ドックのサービスの提供をしようと思ったきっかけは何ですか?

    スマートフォンの進化は著しく、一般のコンピューターとも遜色ないほどに画像処理もできているため、例えば旅行中に体調が悪くなっても自分のデータを携帯していれば他の病院を受診したときにもデータを医師に見せることができます。また、精密検査などで他の病院を訪れる際もスマートフォンに入っているデータを使用することができるため、同じ検査を2度受ける必要もありません。

  • スマート脳ドックは、高血圧、糖尿病、脂質異常症の診断がされた方には特に受けていただきたい検査ですか?

    そういったハイリスクの方はもちろんこれまでにも検査を受けて来られたと思いますが、症状のリスクがなくても若い働き世代の方に病気がたくさん見つかっているため、将来の病気になる1歩手前で病気を発見できるようにしていただきたいと思います。病気は予防が大事で、病気になってしまったときにはもう遅いのです。そのために、簡便に受けていただけるスマート脳ドックを大いに活用していただければと思っております。

  • CTについて、具体的にどういった特徴があるのか詳しく教えてください。

    健康診断や特定健診でレントゲンを撮られると思いますが、胸部レントゲンの欠点としては、心臓の裏や横隔膜の裏の肺、器官の中、骨と重なり合っている部分の肺の病気を見落としがちだということです。しかし、CTの場合は胸部レントゲンに比べると肺がんの早期診断率が10倍以上あり、特に女性の場合は20倍以上と言われています。そのため、病変の早期発見のためにはCTの方が非常に有用であると考えます。

  • 画像のダブルチェック体制についてですが、トリプルチェックを行うタイミングもありますか?

    トリプルチェックはまだ臨床チェック中ですが、将来的にはAIを取り入れて画像診断を行うことにより、これまでよりも少ない医師の数で検診の精度を上げるということを考えております。AIは、現在は診断には使用しておりませんが、将来的に活用していきたいという構想段階ではあります。今後の当院の取り組みに注目していただければと思います。

  • 検診で撮影されたデータは受診後どのぐらいで受診者の手元に届きますか?

    データは、一応1週間以内でお届けすることをお約束しております。しかし、早い場合であれば2、3日でお返しすることも可能です。また、CTと脳ドックを別々にお返しする場合もあります。今のところ、緊急性の病変が見つかった場合は、当日私の方から受診者に説明をし、その日に画像をお渡しして他の医療機関を受診していただくということもあるなど、結果を見て判断する場合もあります。

  • 先生が予防医療に興味を持たれたきっかけのエピソードなどがありましたら教えてください。

    私は、これまで臨床に携わっていたため、受診者が来院したときはすでにとても苦しんでいらっしゃる状態で、そのような受診者の治療にまい進していたわけですが、苦しんで受診される方は減ることはありませんでした。そのように苦しんでいる方の病気をもう少し早く見つけて治療を行うことにより、大変な苦しみから解放してあげられるのではないかと考え予防医療に興味を持ち始めました。

  • 予防医療の重要性について、先生のお考えを詳しくお聞かせください。

    受診者は、病院に行く時点でもう病気になっているのです。ということは、やはり人間ドックを行い、病気を未然に防ぐことが非常に重要だと思っています。また、早期発見・早期治療ができることで、将来大きな病気にならなければ受診者の家族も喜びますし、社会としても健康な人が増えるということは、国にとっての財産にもなるため、とても大切だと考えています。

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