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毎月19日は「ピンクの日」です。これを機に乳がん検診の受診はいかがでしょうか。【乳がん検診についてはこちら

笛吹中央病院インタビュー

スタッフ間の早い連携と、健診から治療まで同施設で行える事で、受診者さまの負担軽減につなげます

【Dr.インタビュー】院長:尾崎 由基男 先生
当院は、病院内に人間ドック部門を設置していますので、連携が速く、何か異常があった場合でもそのまま治療に進んでいただけるのが大きな特徴になっています。検査や治療は時間もかかりますし、身体の負担も大きいです。同一施設であれば時間短縮にもなりますし、二次検査や治療もスムーズに対応できます。

  • 笛吹市の健診や人間ドックについて、この病院の位置づけについてどのように考えていますか?

    病院の理念として、地域住民に愛される、頼りがいのあるされる医療を提供すると掲げています。人間ドックや健診においても、地域住民の頼りがいのあるに応えられるような役割を担っていきたいと思っています。笛吹市は農業が盛んです。農家の高齢化も問題ですし、無理をして働く方が多いのでそれも心配です。その中で、健康状態を維持するための啓発活動をどんどんしていき、笛吹氏の健康寿命をアップできるよう努めていきたいです。

  • 先生が考える、この地域における予防医療の在り方についてお教え願います。

    全体的に、高齢者が非常に増えているという事がいま大きな問題となっています。笛吹市では、特産物でもある桃やブドウなどの果物を食べる文化が他よりもあるため、糖分摂取量が多い傾向にあります。そこで当院では、病気の進展を予防できるように人間ドックを積極的に行っています。また栄養指導においては特に重点的に実施しています。

  • 健康維持のため、年に一度の人間ドック受診が推奨されていますが、受診を推奨する人のプロフィルについてお教えください。

    35歳以上の人、飲酒・喫煙歴が長い人、高血圧の人、糖尿病の人、健康に不安がある方に関しては、毎年基本受診を推奨しています。特に山梨県は糖尿病が増加しているため、透析患者さんも増えています。そのため、早期発見のためにもより人間ドック・健診の重要性は高いのかなと考えています。まだ一度も受診されたことがない方は、積極的に受診をおすすめします。

  • スタンダード人間ドックについて、特徴など詳しくお聞かせください。

    スタンダードコースですので、全身の健康チェックが主な目的となります。基本項目となる身長体重から尿検査、便検査、血液検査などをおこないます。また、内臓脂肪CT検査もありますが、これは内臓脂肪面積の計測を通じてメタボリック症候群の有力な診断材料となる大切な検査です。生活習慣病のリスクを調べるために重要な検査項目にもなりますので、初めての方はまずこのスタンダードコースを受診されるといいと思います。

  • 胃部X線検査、胃カメラ検査について、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?

    当院では胃部X線検査と胃カメラの選択制です。やはりそれぞれの検査において苦手な方が多いですので、受診者への配慮から選択制にしています。どちらも食道がん、胃がん、十二指腸潰瘍などのリスクを調べる事には有用ですので、負担のないほうをお選びください。また、胃カメラも経口と経鼻の選択制になっています。どちらも金額は変わりませんし、当日でも変更可能ですので、ご相談ください。

  • 乳がん検診について目的や特徴など、詳しくお聞かせ願います。

    乳がんリスクを調べるのが主な目的です。この検査はオプションになりますが、マンモグラフィかエコーどちらかを選択して行います。それぞれ特徴がありますので、年齢によってどちらの検査が良いのか考えますが、両方していただいたほうがより乳がんの早期発見につながりますので、お勧めです。特に30歳を過ぎると乳がんの罹患(りかん)率は上がってきますので、早めの受診を推奨しています。

  • 乳がん検査を受けられる女性受診者さまへの配慮として、どのようなことをされていますか?

    女性への配慮として、技師は必ず女性にしています。女医もいますので、事前にお電話にて問い合わせをいただければ、女医のいる日に合わせて検査予約をお取りする事も可能です。女性の受診者さまは、やはり相談しにくいことなどもあるかと思いますが、女性スタッフがきちんと対応させていただきますので、ぜひ当院へご来院いただければと思います。

  • 頭部MRI/MRA検査について、目的や特徴など詳しくお聞かせください。

    主な目的は、脳血管疾患リスクの早期発見です。その中でも特に磁気共鳴画像装置(MRI)検査は、脳梗塞リスクを主に調べ、MRA検査はクモ膜下出血を引き起こす未破裂脳動脈瘤(りゅう)リスクを主に調べます。さらにオプションとして頸動脈超音波検査もありますが、これは脳卒中の前段階となる動脈硬化の程度を調べる検査になります。脳の疾患は自覚症状がなく、早期発見が難しいので、こうした検査をプラスして早めの対応をしていけたらなと思います。

  • 胸部CT検査と喀痰(かくたん)細胞診検査について、目的や特徴などお聞かせ願います。

    主な目的は、肺がん、肺結核、肺炎、肺気腫などのリスクを調べるのに有用な検査となります。現在肺がんにおいては部位別死亡数が上位を占めていますので、より早期発見が求められる部位でもあります。特に喫煙歴の長い方はリスクが高まりますので、人間ドックとの同時受診を推奨している検査でもあります。

  • 貴院での画像の読影体制や、結果説明の方法についてお聞かせください。

    当院での画像診断は遠隔読影によるダブルチェック体制が基本となっていますので、見落としを減らし、より疾患の早期発見ができるよう努めています。また、結果説明に関しては希望者には当日説明をおこなっています。もちろん当日時間のない方には、後日きちんと時間を取りご説明させていただきます。

  • 貴院での受診後のフォローアップ体制について、お聞かせください。

    当院では、健診で異常が見つかった場合に、ここで二次検査や治療に進んでいただけることが大きな特徴となっています。緊急を要する場合には、他院を受診するよりも、当院でそのまま対応できたほうがスムーズですし、受診者さまの負担も少なくなります。スタッフ間の連携をしっかりとれていることも強みとなりますので、健診だけでなくその後の対応に関しても一貫して対応させていただけます。

  • 受診者の方に、先生からメッセージをお願いいたします。

    当院では、受診者さまがご満足して帰っていただけるようなサービスを提供する事を目標に従業員一同、接遇面に気を付けております。みなさん健康に不安で健診に来られるわけですので、気持ちよく検査を受けていただきたいですし、不安を残さないためにも、当日に結果説明をしているのも喜ばれています。また、人間ドック部門が病院内にありますので、異常があった場合にも迅速に対応できます。お待ちしています。

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