胃がん検診とは?検査内容や項目|人間ドックと検診予約サイト EPARK人間ドック

胃がん検診とは?

胃がん検診とは、胃を中心に(食道・十二指腸を含む)上部消化管を検査することによって、主に胃がん(さらには食道がん、胃ポリープ、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの)リスクを調べる検査コースの総称です。胃がんは、がんの部位別死亡数では、肺がん、大腸がんに次いで3番目に多く、疾患リスクの早期発見は、受診者や家族はもとより社会的にも大きな意味を持っています。

実際の胃がん検診では、上部消化管X線検査(胃バリウム)や上部消化管内視鏡検査(胃カメラ:経鼻方式または経口方式)、ABC検査(ピロリ抗体検査+ペプシノゲン検査によりリスクを判定する血液検査)などが実施されます。検査コースによっては、内視鏡検査に関しては、経鼻方式か経口方式のどちらかいっぽうを選択できる場合もあります。

胃がん検診の検査項目

施設や受診コースによって異なります。

胃バリウム
(胃部X線検査)
バリウムを飲むレントゲン法。間接撮影と直接撮影では被ばく量が違います(直接撮影のほうが放射線被ばく量が多い)。
胃カメラ
(胃内視鏡検査/上部消化管内視鏡検査)
大人の小指ほど太さのスコープを口から挿入して、食道、胃、十二指腸を観察します。先端に内蔵されているCCD(ビデオカメラ)で、画像をモニタで観察し、同時に写真を撮ります。
検査の間(約10分)は、常に喉に物がはさまった感じがあります。呑み込みにくい場合は麻酔薬が使われることもあります。
ペプシノゲン法 血液に含まれているペプシノゲンという物質の量を測ることによって、胃がんの前段階ともいえる「慢性萎縮性胃炎」を診断するものです。必ずしも慢性萎縮性胃炎が胃がんというわけではなく、なりやすい人を見つけるためのものです。
ピロリ菌検査
(ヘリコバクター・ピロリ抗体検査)
ピロリ菌の存在を確かめる検査です。ヘリコバスター・ピロリ菌が慢性胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因の1つではないかと考えられているためです。呼気・血液・便をもって検査します。

胃がん検診の検査の流れ

施設や受診コースによって異なります。

前日

準備

前日21時以降から検査終了まで絶食です。アメ・ガム・タバコもひかえましょう。

当日

着替え

施設により検査着を用意しているところもありますがないところもあります。もし、準備が必要でしたら、一番下に身に着けるもの(下着など)は金具や模様のない無地の物を着ていくようにしましょう。髪の長い人は結ぶように指示されることが多くあるため、髪ゴムを持っていくと安心です。

胃バリウム(胃部X線検査)の場合、バリウムを飲むことについての説明があります。バリウムアレルギーのある人や便秘の人は注意が必要です。

検査

終了

検査で飲んだバリウムは、できるだけ早く便と一緒に出すことが大切です。渡された下剤はなるべく早く、多くのお水で飲みましょう。もし下剤を飲んでも便が出ない場合はかかりつけ医を訪ねましょう。

コラム

胃はいわゆる「胃袋」のことで、名前のとおり袋の様な形をした臓器です。口から入った食べ物や飲み物が食道を通過した後に一時的に蓄えられたり、消化されるスペースです。胃に続いて十二指腸、小腸、大腸へと消化物が進んでいき、便として排泄されます。

胃の壁は内側から粘膜-粘膜下層-固有筋層-漿膜下層-漿膜の5層で構成されており、胃がんは粘膜の細胞から発生します。胃がんの多くは粘膜から外側の漿膜に向かって地面を掘り下げるように進展していきます。5層構造のうちどこまでがんが広がっているかを「深達度」といいます。粘膜下層までにとどまるもの「早期胃がん」、固有筋層より深く進展したものを「進行胃がん」といいます。早期胃がんの段階で発見できれば、多くの場合は内視鏡で治療でき、根治が期待できます。

厚生労働省の2015年「人口動態統計」(2016年12月公表)などによると、胃がんでの死亡率は下降傾向にありますが、依然として日本人に多い(罹患率の高い)がんであり、同統計などにおけるがんの部位別死亡数では、男性では2位、女性では3位となっています。

スキルス胃がん

スキルス胃がんとは胃の壁のなかを這うように広がっている特殊なタイプの胃がんです。
胃の表面に凹凸をあまり作らないため、胃のバリウム検査、内視鏡でも診断が難しいがんです。そのため進行した状態で発見される場合が多く、治療が困難となります。

胃がんのリスク要因

胃がんの原因として確実なものはまだ分かっていませんが以下のようなものがリスク要因になるといわれています。

  • ヘリコバクター・ピロリ菌感染の持続
  • 塩分の多い食生活
  • 野菜・果物の摂取不足
  • 喫煙

ヘリコバクター・ピロリ感染は日本では中高年に多く、若年層では減っているといわれています。ヘリコバクター・ピロリに感染した場合に必ず胃がんが発生するわけではありませんが、少なくとも関与はしていると考えられており、現時点では除菌が推奨されています。

胃がんの症状

早期の胃がんで自覚症状が出ることはほとんどありません。また、進行しても症状が出ない場合がありますが、代表的な症状としては以下の様なものが挙げられます。

  • 食欲不振
  • みぞおちのあたりの痛み(いわゆる胃が痛い状態)
  • ムカムカする
  • 体重減少
  • 黒色の便
  • 貧血

食欲がわかない、胃が痛い、ムカムカするなどの症状は胃炎や胃潰瘍でも見られ症状ですし、食べ過ぎや飲み過ぎのあとにもよくある症状なので、「まあ大丈夫だろう。」と様子を見てしまいがちです。症状が長引く場合は胃がんでなかったとしても、よくありませんので受診するように心がけましょう。
また、早期の胃がんでは自覚症状が出ることはまれですので、生活習慣に留意するとともに、定期的な検診で異常が無いか確認するのが最大の防御策となります。

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