人間ドックを実施している施設には、総合病院に併設されている施設もあれば、人間ドック専門の施設もあります。それぞれの特徴は次のとおりです。
病院に併設された施設 | 専門の施設 | |
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メリット | 再検査や精密検査が必要になった場合、すぐに診察に移ることができます。 総合病院なら、専門分野を担当する医師が検査します。 |
検査用に特化しているので、待ち時間が短い可能性があります。 人間ドック以外の目的で来所する人と接触することはありません。 |
デメリット | 人間ドック受診者以外にも、いわゆる診療を受けることが目的の患者もいます。 診療とかね合いによっては、待ち時間が長いこともありえます。 |
その施設に医師が常駐しない医療分野で再検査に必要がある場合、別施設に行く場合があります。 要治療となった場合、別の病院を探す必要があります。 |
人間ドック受診後のことを意識するなら、病院に併設された施設(総合病院など)が適していると考えられます。また、受診時の環境や対応そのものは、専門の施設がよいとも考えられます。
ただし最近では、総合病院であっても、診療と人間ドックでは施設を分けるなどの配慮をしているケースも増えています。また、専門の施設でも、提携する病院を増やして、受診後の再検査や治療の便宜をはかるケースも増えています。