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脳ドックは、脳の血管を専門的にチェックし、脳血管疾患(脳卒中)の危険性を調べます。

脳血管疾患は、日本人の死因として上位を占めます。脳卒中(脳梗塞、脳出血)は、一般的にイメージされる高齢者の疾患ではなくて、実際には40歳前後から危険性が増大します。とくに高血圧や高脂血症、高血糖の傾向がある人は、若くても高い危険性があります。喫煙歴が長い人、お酒が好きな人なども同様に危険性は高いです。

脳ドックでは、頭部CT検査、脳梗塞の危険性を調べる頭部MRI検査、脳出血の危険性を調べる頭部MRA検査、血管の動脈硬化を調べる頚動脈エコー検査などを実施します。

こうした検査により、「無症候性脳梗塞」がしばしば発見されています。これは小さな脳梗塞であり、まったく自覚症状がありません。しかし、放置しておくと本格的な脳梗塞につながる危険性が高い状態です。

加えて、「未破裂脳動脈瘤」もよく発見されます。これは、まだ破裂していない脳血管の瘤です。いずれ破裂して脳出血を引き起こし、最悪の場合は、くも膜下出血により死に至る可能性もあります。未破裂のうちに発見できれば、カテーテルによる血管内治療や手術などによって危険を取りのぞくことにもつながります。

脳卒中の特徴は、自覚症状がないままに突然、発症して重症化し、さらには脳の障害による後遺症の残る可能性があるということです。定期的に脳ドックを受診し、危険性を小さくしておくべきです。