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厚生労働省の「人口動態統計(2015年)」によると、日本人女性の12人に1人が、生涯に一度は「乳がん」を発症するそうです。それほど身近ながんといえます。

患者数の発症の傾向はほかのがんとは違って、若いころにも発症する傾向がみられます。具体的には、30歳ごろから増えはじめ、50代でピークを迎え、その後は減少します。

女性の社会進出が進んだ昨今、若いころに乳がん検診を受診する時間をつくることは簡単ではありません。しかし同時に、早期発見はがん治療の第一歩であり、定期的な乳がん検診の受診の重要性も指摘されています。

指針で定めるがん検診の内容

種類 検査項目 対象者 受診間隔
胃がん検診 問診に加え、胃部エックス線検査又は胃内視鏡検査のいずれか 50歳以上
※当分の間、胃部エックス線検査については40歳以上に対し実施可
2年に1回
※当分の間、胃部エックス線検査については年1回実施可
子宮頸がん検診 問診、視診、子宮頸部の細胞診及び内診 20歳以上 2年に1回
肺がん検診 質問(問診)、胸部エックス線検査及び喀痰細胞診 40歳以上 年1回
乳がん検診 問診及び乳房エックス線検査(マンモグラフィ)
※視診、触診は推奨しない
40歳以上 2年に1回
大腸がん検診 問診及び便潜血検査 40歳以上 年1回

乳がん検診では一般的に、触診、マンモグラフィ(乳房X線検査)、乳腺超音波(エコー)検査、乳腺MRI検査などが用いられています。腫瘤、乳頭分泌、がんの微細石灰化をチェックすることが目的です。

受診者が、乳腺が発達している(高濃度乳腺)40歳以下の場合は「乳腺超音波検査」が、40歳以上の場合は「マンモグラフィ」による検査を第一に受診することが考えられますが、個人差があるので受診の際に健診施設に相談するのがよいです。