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千葉県の人間ドック・検診関連情報

千葉県における肺がん検診の実施状況

千葉県の全市町村において、肺がん検診が毎年実施されており、対象年齢は基本的に40歳以上になります。ただ、市町村ごとに検査内容は異なっており、胸部エックス線検診は全ての市町村で行われているのに対して、喀痰細胞診は「問診の結果次第」、「高リスク者のうち希望者に実施」、「喫煙指数600以上は喀痰細胞診」といったように、条件を付されていたり、そもそも検診の内容に盛り込まれていない場合があります。

千葉県におけるがん患者の傾向

千葉県がん登録事業報告によると、2013年には34,500人ががんに罹患し、そのうち男性が20,290人、女性が14,210人でした。男女全体で65歳以上が約70%を占めるなど、高齢者のがん罹患率が高い傾向にあります。男性は50歳以上のがん罹患率が高く、特に肺がんや前立腺がんは55歳以上から急激に高くなっています。女性は20~30歳頃から乳がんや子宮頸がんになる人が急増する傾向にあります。一方、子宮体がんは上記2がんと比較してやや遅く、40歳以上から急増しています。

千葉県民の生活習慣及び健康面把握のための取り組み

千葉県では、生活習慣に関するアンケート調査が2年に1回の頻度で実施されています。この調査では、(1)あなたの健康、(2)栄養・食生活、(3)身体活動・運動、(4)地域のつながり、(5)休養・こころの健康づくり、(6)たばこ、(7)お酒(アルコール)、(8)歯、(9)がん検診、(10)健康診断、(11)病気、(12)健康に関する情報、(13)受動喫煙の防止といった13のカテゴリーに沿った質問が設定されています。調査の目的として、県民の健康に係る生活習慣の現状と健康面の問題点を把握し、健康づくりに関連する施策の推進等に活用可能な基礎資料を得ることが掲げられています。

千葉県で開かれている健康教室

千葉県の健康福祉センター(保健所)では、県民の健康づくりを支援する健康教室が開催されています。過去に実施したテーマとして、「月経に関連した女性の身体のしくみ」、「更年期とメタボリックシンドローム」、「気軽に出来る健康体操」、「タバコの恐ろしさ~みんなにだけ伝えるタバコの真実~」、「性感染症の予防について」、「排尿障害について」などが挙げられ、対象となる年齢・性別は多岐に渡っています。2017年度は、13回開催され、のべ1,206人が受講しました。