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くも膜下出血とは

くも膜下出血

くも膜下出血とは 脳の表面を被っている膜のひとつである「くも膜」の下に出血起きた状態です。脳出血は脳の内部で出血が起こるのに対して、くも膜下出血は脳の外側のスペースに出血が起こります。

原因

くも膜下出血の原因はほとんどの場合が脳動脈瘤の破裂です。

脳動脈瘤とは脳の血管の壁が、お餅を網で焼いたときにプクっとふくれるように瘤(こぶ)を作った状態です。お餅の膨らみも大きくなりすぎると破裂してしぼみますね。脳動脈瘤も徐々に大きくなっていき、とうとう破裂するとくも膜下出血を引き起こすのです。

脳動脈瘤は破裂するまで症状が出ない場合がほとんどです。(瘤の近くに神経が走行している場合は、神経が押しやられたり、圧迫されて症状が出ることもあります)
ですので、定期的に脳のMRI、MRAでチェックしておくと安心です。

その他のくも膜下出血の原因には、脳動脈解離により血管の壁が裂ける、頭部打撲などの外傷の影響で血管が切れる、脳動静脈奇形からの出血、血液疾患の影響で血が止まりにくい場合などがあります。また、詳しく調べても原因がはっきりしない場合もあります。

症状

突然の激しい頭痛が特徴で「これまで経験したことのないほどの激しい頭痛」や「バットで頭を殴られたような痛み」と表現されます。

しかし、これはあくまで典型的な症状であり、何となく頭が痛い、重たい程度の軽い症状しか出ない場合もありますので、注意が必要です。

検査

頭部CT
頭部MRI/頭部MRAなど