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大別して3種類あります

心臓の脈拍数にはかなり個人差がありますが通常、成人の脈拍数は1分間に60~100回程度で、一定間隔の規則正しいリズムを刻んでいます。不整脈とは、心臓の脈の打ち方がおかしくなることで、大別すると次の3種類があります。

1.頻脈(ひんみゃく)
通常より脈がかなり速くなるタイプです。病態としては、心房細動、発作性上室性頻拍、心室頻拍、心室細動、WPW症候群などがあります。

2. 徐脈(じょみゃく)
通常より脈がかなり遅くなるタイプです。病態としては、洞不全症候群、房室ブロックがあります。

3. 期外収縮(きがいしゅうしゅく)
脈が一瞬飛んだり、リズムが乱れて、不規則なうち方をするタイプです。病態としては、心房性期外収縮、心室性期外収縮があります。

不整脈の原因として最も多いのは、加齢にともなうものや体質的なもの、つまり心疾患とは直接には関係しないものです。そのため、人間ドック受診などで不整脈が見つかっても、ほかに異常がなければそれほど心配はないとされています。

ただ、「急に意識がなくなる(失神)」場合や「身体を動かすときに強い息切れを感じる」「突然動悸が始まる」などの場合は、適切な治療が必要となることはいうまでもありません。

検査は心電図検査が中心

不整脈の検査は心電図検査が中心です。いずれも痛みはともないません。心電図検査には次のものがあります。

<安静時心電図>
安静状態での心臓の活動の様子(通常は12誘導)を記録することで心臓の動きを調べる検査です。不整脈、心筋梗塞、狭心症などの発見に役立ちます。

<運動負荷心電図>
運動することで心臓に一定の負担をかけつつあるいはその直後に心電図を記録し、心臓への影響を調べる検査です。不整脈、狭心症、心筋梗塞などの発見に役立ちます。

<ホルター型心電図>
24時間連続して心電図を記録する検査です。不整脈、狭心症(労作性狭心症、不安定狭心症、異型狭心症)、心筋梗塞などの発見に役立ちます。

受けるべき主な検査

心電図検査
胸部X線検査
血液検査
心臓超音波(エコー)検査