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3大危険因子は高血圧/高脂血症/喫煙

動脈硬化とは、動脈にコレステロールや中性脂肪などがたまって弾力性や柔軟性を失い、本来の機能を果たせなくなった状態を指し、疾患名ではありません。動脈硬化になると、スムーズに血液が流れなくなります。

動脈硬化が進行すると、心疾患(心筋梗塞、狭心症など)や脳血管疾患(脳卒中、脳梗塞、脳出血など)を引き起こす可能性があります。どちらも、日本における死因の上位を占めています。

動脈硬化の危険因子としては、高血圧/血液中の脂質の異常(高脂血症)/糖尿病/加齢(男性:45歳以上、女性:閉経後)/喫煙/肥満/運動不足/ストレス/偏った食事内容/嗜好品(アルコール)―などが知られています。

これらの危険因子を多くもつほど、動脈硬化は進行しやすくなります。なかでも、「高血圧」「高脂血症」「喫煙」は、3大危険因子と呼ばれています。

そのため、動脈硬化を予防するために、定期的に人間ドックなどでLDLコレステロールや血圧をチェックし、適切に管理することが重要になります。また、食事内容、運動不足、喫煙など、いくつかの危険因子は意志次第で改善することができます。

受けるべき主な検査

一般的な検査項目としては、次の3つが、心臓、脳、下肢の動脈硬化の程度を知る手がかりになります。
・心電図
・眼底検査
・上腕動脈と足関節上部で測定する血圧の比、脈拍の触れ方、左右差

ほかにも次の検査が重要です。
・血圧
・血液検査 ※とくに次の項目に注意:総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪(TG)