福岡輝栄会病院

「人間ドック」「プレミアムドック／人間ドック」を提供

福岡輝栄会病院では、健康状態を総合的にチェックし、生活習慣病やがんをはじめとした各種疾患リスクの早期発見を目指す検査コースとして「人間ドック」「プレミアムドック／人間ドック」を設定しています。

「人間ドック」は当院のベーシックな検査コースです。身体測定や血液検査、胸部Ｘ線検査、安静時心電図検査などの基本検査に加え、眼底検査、腹部エコー検査、肺機能検査、胃カメラもしくは胃部X線検査などを設定しています。

「プレミアムドック／人間ドック」は、スタンダードな「人間ドック」に胸部CT検査、腹部CT検査、頭部MRI/MRA検査、甲状腺エコー検査、腫瘍マーカー検査を追加し、全身をより詳細に調べる検査コースです。腫瘍マーカー検査は、肺がん・胃がん・大腸がん・肝臓がん・すい臓がん・前立腺がん・乳がん・卵巣がんを評価の対象としています。

胃部X線検査もしくは胃カメラ（経口／経鼻）の選択制

当院の提供している2つの検査コースには、胃がん・食道がん・十二指腸潰瘍のリスクを調べる検査項目として胃部X線検査・胃カメラを設定しています。胃部X線検査もしくは胃カメラの選択制です。

胃部X線検査は、胃を膨らませる発泡剤と造影剤を飲み、粘膜の凹凸の変化などを見て検査をします。
胃カメラは、鼻もしくは口から内視鏡を挿入し、粘膜を直接観察して検査をします。さらに気になる部分の組織を採取し、顕微鏡で調べられることも特徴です。

胃カメラの場合、鼻から入れる経鼻方式と口から入れる経口方式のどちらにも対応しています。経鼻方式の場合、検査中も医師と会話ができます。内視鏡は直径5.8ミリの細径スコープを用いています。さらに、希望に応じて鎮静剤の使用にも対応し、受診者の負担を軽減するようつとめています。

磁力強度3.0テスラのMRI機器を導入

福岡輝栄会病院で実施している頭部MRI/MRA検査では、3.0テスラのMRI機器を使用しています。MRIとは、強い磁力と電波を利用して画像を撮影する機器です。コントラストがよく見えることが特長で、脳や脳血管の診断に有用です。

頭部MRI検査と頭部MRA検査は同時に行います。
頭部MRI検査では脳の断面画像を撮影し、脳梗塞のリスクを調べます。 頭部MRA検査では血流の信号を処理することで脳血管・脳動脈を立体画像化し、くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤を調べます。

64列のマルチスライスCTで実施する腹部／胸部CT検査

当院では64列のマルチスライスCTを導入しています。CTとは、X線を照射することで得た情報をコンピューターで解析し、画像をつくります。広範囲の多断面を撮影することができ、脳や肺、腹部の診断に有用です。

腹部CT検査では、主に肝臓・胆のう・すい臓・腎臓・ひ臓の5臓器をチェックし、脂肪肝、胆のう結石、すい臓がんなどのリスクを調べます。胸部CT検査では、肺・気管・気管支をチェックし、肺がん、肺炎、肺結核、肺気腫などのリスクを調べます。

検査結果報告書においてもダブルチェックを原則

福岡輝栄会病院では、胸部X線検査、CT検査、MRI検査などの画像診断の読影は、2名の医師によるダブルチェックを原則としています。さらに必要に応じて、トリプルチェックを行うこともあります。

また、受診当日にわかる検査結果においては、電子カルテを一緒に見ながら、医師から説明をします。その後、全ての検査結果を結果報告書にまとめて郵送します。当院では検査結果報告書もダブルチェックをしています。

万が一検査結果に問題点が見つかった場合、結果報告書に紹介状を同封し、郵送しています。結果によって、受診当日に医師から再検査をすすめる場合もあります。その後、当院での診療移行もしくは他医療機関への紹介をするなど臨機応変に対応しています。

受診者がリラックスして過ごせるような環境づくり

福岡輝栄会病院は、新築移転後、JR鹿児島本線「千早駅」・西鉄貝塚線「西鉄千早駅」から徒歩5分のアクセス環境に加え、月曜日～土曜日、毎日14便のシャトルバスも運行しています。

また、健診の受診者向けの待合室を、一般診療の待合室と離れた場所に設けました。ソファはあたたかみを感じる暖色系で、部屋全体も明るい色調に設定するなど、人間ドックに不安や緊張を感じる人でもゆったりと過ごせるような環境を目指しています。
さらに、当院では院内環境だけでなく、スタッフの接遇にも注力しています。皆さまがリラックスし、落ち着いて受診できるよう心がけています。