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埼玉東部循環器病院インタビュー

クラウドを利用した心電図伝送システムの導入で、急患に早い治療を開始できます。

【Dr.インタビュー】理事長:李 武志 先生
当院では、循環器を中心とした医療を提供しております。予防から救急医療まで幅広い対応が可能です。心疾患については、日本人の死因で常に上位にある疾患です。重篤な状態になる前に、率先してドックを受診していただき、健康寿命の延伸にお役立ていただけますと幸いです。 早期発見・早期対応がすべての鍵です。皆さまのお力になれるよう努めてまいります。

  • 予防医学の重要性について、考えを詳しく教えてください。

    救急医療に携わっていると、生死にかかわるような重大な心臓病で運ばれてくる方が多くいます。残念ながらその方たち全員を助けることはできませんが、少しでも死者をゼロに近づけたいという思いは医師の永遠のテーマです。そこで心臓ドックを広めて、早い段階で見つけて治す、ということをもっと多くの方に伝えていかなければいけないと思っています。

  • 貴院がこのエリアで担う役割や、訪れる受診者のプロフィールを教えてください。

    当院があるエリアは、地元の産業が発達していますので、地元の方が多く受診されます。また、心臓ドックを受けていただいている方は若い世代の方が多く、この年代ではまず心筋梗塞にならないだろうというような年齢の方のほうが健康意識は高いように感じます。心疾患の好発年齢は40~50代ですので、その世代の方にはぜひ一度ドックを受けていただきたいです。

  • 心臓ドックについて教えてください。

    心臓ドックでは、冠動脈病変が詰まってしまう前に見つけることが重要な目的になります。40~50代が好発年齢になりますし、特に男性に多いので注意していただきたいです。高血圧や糖尿病をお持ちの方は非常にリスクが高まりますので、早いうちから心臓ドックを受診する事で心筋梗塞のリスクを下げられると思います。自覚症状がないうちに進行している事が多いため、早めの受診をおすすめします。

  • 心臓ドックの受診を推奨される方のプロフィールを教えてください。

    肥満、喫煙、飲酒、動機や息切れなどが該当する方は心臓疾患のリスクが高まりますので、特に受診を推奨したいです。受診頻度はその方の状況によって異なりますが、今すでに病気をお持ちであれば一年に一回、そういうものがないようであれば数年に一度というような形でお伝えはしています。もちろん何か症状が出た際にはすぐに受診してください。

  • 心臓ドックで使用する検査機器・設備の特徴を教えてください。

    マルチスライスCTを使用しています。このCTは、造影剤を使って撮影しますが、冠動脈が立体的に画像として出てくるので、狭窄や詰まりが非常によくわかります。説得力のある検査ですのでおすすめです。検査時間も10分ほどで終わりますので、受診者様にとっては負担が少ない検査になります。

  • 心臓ドックの中で特に重視している検査項目やリスクについて教えて下さい。

    心筋梗塞になりやすいタイプの方はいます。その中でも特に糖尿病、高脂血症は動脈硬化の進展に強くかかわりますので、CTで病変を見つけるとともに血液検査の結果を踏まえ、指導をさせていただきます。また当院は理事長が実際に診療を行いますが、今までの経験から直感的にわかるものも含めてお話をさせていただきます。

  • 画像の読影体制や結果説明体制について教えてください。

    心臓ドックはご来院されたら朝一で検査を行い、お昼には結果説明をして帰宅していただくことができます。私自身が当日画像をチェックし、漏れのないように説明時にも再度画像を見ながらご説明をしています。狭窄や詰まりは非常にわかりやすく、見落としはほとんどありませんのでご安心ください。

  • 受診後のフォローアップ体制について教えてください。

    危険な狭窄や詰まりかけが見つかった場合でも、じっくり受診者様と話し合いどこで治療を受けるかといった話し合いの時間をしっかりお取りしています。ただし、急を要する場合にはその場で入院していただき、治療を行うこともあります。また、迅速診断を普段から行い、病用期間をできるだけ短くするよう努めています。

  • 接遇面や院内環境について、心がけている点を教えてください。

    各部署から1~2人ずつ集め、サービス向上員会を立ち上げ、受診者様の気持ちを汲み取ったサービスを展開するための活動をしています。医師としても、自信過剰になって受診者様の気持ちをおろそかにしてしまわないように心がけています。活動としては、たとえば年に一度標語を作ったり、入院部屋の掃除をしたりと細かいことですが、院内環境を快適に保つためには大切だと考えています。

  • 地域の方々の健康意識向上や、受診機会拡大のために取り組まれている事を教えてください。

    当院にご来院される受診者様はほとんどが地元の方ですので、地元に根差す医療をモットーにしています。その結果、地元の方には非常に評価していただいており、それが私たちのやりがいにもつながっています。病院の活動を商工会紙に投稿し地域の方に知っていただくことも長年行っており、それを見た方々が受診に来られたりと、受診機会拡大に貢献できていると思います。

  • 人間ドック・健診にかける先生の思いを教えてください。

    私が循環器を中心に診るようになってから、数多くの患者様と出会ってきました。その中でどうしても助けられなかった患者様もいましたので、その際にはいつも心筋梗塞を発生させないようにしたいと思っていました。そのためには早くから狭窄を見つければいいので、心臓ドックの重要性が大きくなりますし、以前よりも予防のしやすい世の中になったと思っています。これをぜひ皆さまに知っていただき、自分の身体について考えてほしいと願っています。

  • 先生からメッセージをお願いします。

    心筋梗塞で突然亡くなる方は決して少なくありません。私は、皆様方が心筋梗塞という突然の病気にかからないよう願っています。そのためには一人でも多くの方に心臓ドックを受けていただき、早期発見・早期治療につなげていただければと思っています。お忙しいとは思いますが、ぜひ一度ご来院ください。

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