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大阪暁明館病院インタビュー

検診専用のエリアを設置していることで、より多くの受診者の受け入れを行うことができこれまでよりも充実した検診を提供します

【Dr.インタビュー】センター長:山本 徹也 先生
受診者の皆さんにできるだけ快適にラクに検査を受けていただけるように、苦手な方が非常に多い内視鏡検査では、経口内視鏡と経鼻内視鏡の二つを導入しており、受診者のご希望により選んでいただくことができます。また、検査は鎮静剤を使用し、眠った状態で受けていただくことが可能なため、内視鏡検査が苦手な方にも好評です。そして、検査結果に関しては当日の全ての検査終了後に分かりやすく丁寧に説明をさせていただきます。

  • 受診者と接する上で気を付けていることがありましたら、詳しく教えてください。

    気を付けていることは二つありまして,一つは受診者の皆さんになるべく分かりやすい説明をするということです。特に検査結果の説明は、病気の名前や治療方法など、受診者にとって分かりづらいことも多くあると思うので、しっかりと理解していただくために専門用語などは使わずに説明させていただきます。もう一つは、緊張されている、初診の方などの緊張をできる限り和らげてあげられるような対応をするということです。

  • 受診者さんの緊張を和らげるために、どのようなテクニックを使用されていらっしゃいますか?

    緊張されていらっしゃる場合は、検査の前に皆さんが日常生活で使用していらっしゃるような言葉を使用し、細かく検査内容についての説明をいたします。どのような検査を行うのかしっかり分かっていない状態だと、受診者の皆さんは過度に緊張をされると思いますのでしっかり理解していただくようにしています。また、ゆっくりと診察をして受診者の皆さんがリラックスして話しやすいような雰囲気を作っています。

  • 検診センター専用のエリアを設けていらっしゃいますが、専用フロアの利点について教えてください。

    検診センター専用のエリアを設けている利点は、非常にたくさんあります。中でも1番大きいメリットとして、1カ所で受診者が検査を完結できることが挙げられます。受診者の皆さんに院内のさまざまな所に移動していただき各検査を受けていただくことがないため、ストレスも少なく検診を終了していただけると思っています。また、何かトラブルがあった場合にもすぐにチェックができるため、その点も非常に良いと思っています。

  • この地域でよく見つかる疾患の傾向などがありましたら詳しく教えてください。

    この地域に限らず一般的にみられるものだと思いますが、特に多いのは糖尿病、高血圧、脂質異常症です。それから、MRIなどでは脳梗塞などがよく見つかります。また、いわゆる悪性疾患でよくみられるのは肝臓のがんだとか医学性疾患がよく見つかる印象があります。また、受診者は、堺市や大阪市、あるいは西宮市から多くいらっしゃっていると思います。

  • 人間ドックの受診を推奨する頻度について詳しくお話をお聞かせください。

    どの検診を受けるか、もしくは受診者の身体の状況や年齢にもよりますが、一般的には年に1~2回、もしくは2年に1回くらいで良いと思います。受診者の身体の状況によっては、2年待たずに次の検診を受けた方が良いという場合もあるため、そのときは受診者に丁寧に説明をして、あまり間を開けずに検診を受けていただくこともあります。

  • 人間ドックの受診を推奨する生活習慣などがあれば教えてください。

    不規則な生活を送っていらっしゃる方には、率先して受診していただければと思います。特に糖尿病になりかけの方、肥満が高じて高血圧、あるいは脂質異常が出てきた場合は、定期的な検診を強くおススメいたします。それから、胃に関しましては、萎縮性胃炎の病態がある場合、がんになる可能性が高まるため、年に1回はなるべくチェックしていただきたいと思います。

  • 「半日ドック」の特徴について、詳しくお話をお聞かせください。

    半日ドックの大きな特徴は胃カメラとエコーになります。特にエコーに関してですが、通常は上腹部のエコーのみになりますが、当院では下腹部のエコーも行っております。エコーの検査では、ぼうこう、前立腺、女性であれば子宮や卵巣も含めて調べるというのが特徴になります。それから一般の検査は腫瘍マーカーを含めた血液検査を行います。そのほか、胸やおなかのCTなどといったように、必要に応じてさまざまなオプションを選択できます。

  • 内視鏡検査が苦手な受診者への配慮は、どのようなことをされていますか?

    当院では、できるだけ苦痛の少ない内視鏡検査を受けていただけるように経口内視鏡と経鼻内視鏡を導入しているため、受診者のご希望によりどちらか選択をしていただくことが可能です。経口内視鏡が苦手だとおっしゃる方には、経鼻内視鏡をおすすめしたり、それでも苦手だとおっしゃる受診者さんには麻酔をかけて内視鏡検査を行うことが可能です。また、内視鏡検査がどうしても苦手な方にはABC検査を受けていただくこともできます。

  • 脳ドックの受診も他の検診と同じように年に1回の受診を推奨されますか?

    もちろん受診者さんの身体の状況にもよりますが、1年に1回の方と2年に1回の方に分けています。例えば、頸(けい)動脈がすごく狭くなり、脳梗塞の既往がある方には毎年受けていただくように当院ではアドバイスをしております。また、検査で特に異常が見られない場合には、2年後にまた受診いただくようにお伝えします。

  • レディースドックについて、主な特徴についてお話をお聞かせください。

    レディースドックは、半日人間ドックに女性特有の産婦人科の疾患のチェックを追加したコースになります。乳腺の超音波検査と子宮および卵巣のチェックが加わるため、最近増えてきている乳がんや比較的若い年齢から気を付けないといけない子宮がんの有無を確認することができるため、女性の受診者の皆さんには、ぜひ受けていただきたい検診コースの一つになります。

  • 読影体制や検査結果の説明について、詳しくお話をお聞かせください。

    レントゲンの検査や超音波検査の画像診断は、基本はダブルチェック体制で行っておりますが、トリプルチェックを行うときもあります。検査結果の説明は、検査が全て終了してから当日のうちにお話をさせていただき、約1カ月で検査結果表を郵送させていただきます。しかし、緊急を要する場合には2、3日のうちに郵送させていただきます。また、がんなどの病気が発見された場合には、すぐに電話連絡をいたします。

  • 予防医療の重要性について先生のお考えを詳しく教えてください。

    病気を未然に防ぐこと、病気になっていたとしてもそれを早期に発見することが重要です。特に検診では、生活習慣病、あるいはがんを早期にどれだけ見つけることができるかがポイントになります。本当の意味で予防というのは、生活習慣をいかに改善して問題をなくすかということが一つと、がんを起こすようなバックグラウンドをいかに処理して病気にならないようにすることが非常に大事です。

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