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籠原病院インタビュー

受診される皆さんが「明るく、楽しく生きる」ことができるように生活習慣を整え病気を未然に防ぐお手伝いをします

【Dr.インタビュー】院長:佐藤 茂 先生
人間ドックや健診により病気の早期発見・早期治療を行うことはもちろんのこと、大きな病気を未然に防げるように生活習慣や生活環境を見直し、整えることによって高血圧や糖尿病などの生活習慣病にならない身体作りをすることを目指しています。そして、受診者の皆さんが、健康で明るく、楽しく未来に希望を持って生きることができるようにスタッフ一同、健康寿命を延ばすために精いっぱいのお手伝いをさせていただきます。

  • 先生が医師を目指したきっかけについてお話をお聞かせください。

    これといったエピソードは、特にないのですが、私の父親が開業をしておりまして、子供の頃からその背中をみてきたのがきっかけだと思います。いろいろと大変なことがあったり、大きな責任を伴う仕事であるということは父の姿を見てよく知っていました。両親からは、将来は何になっても良いと言われており弁護士になりたいと思ったこともありましたが、父親の影響でしょうか、だんだん医師になりたいと思うようになった次第です。

  • 医師として、先生が普段から心がけていることを教えてください。

    元々、私は外科の担当をしておりまして、この前々職では外科の部長などの職にも就いていたこともあります。当時、後輩にはよく「石橋をたたいて壊せ」と言っていました。これは、「慎重に行け」ということです。いろいろと広く違う角度から物事を見て、自分ができるようなことを行うということです。手術などでは、間違いがあっては大変なことになるため、よく教えていました。これは、健診業務でも言えることだと思います。

  • 受診者と接する上で特に気を付けていることがありましたら、お聞かせください。

    受診者の皆さんが話しやすい雰囲気を作ることを大切に考えております。病気というものは、問診だけで70~80%分かるという風にも言われていますので、よくお話を聞かせていただいて、さらに、お話が苦手だという方からもうまく話を引き出していけるようにいつも気を付けています。お話をお聞きすることによって、病気を少しでも早い段階で発見することができればと思っています。

  • 院内設備でこだわっているポイントなどがあれば詳しく教えてください。

    特にこだわりはないのですが、前院長がCTとMRIを導入してくれていたおかげで、それが現在大変役に立っております。特に、CTは少しの肺炎でも鮮明に撮影できるため、よく使用しています。また、若い方が来院されたときに、1日で全ての検査を終わらせたいとおっしゃる方が多いため、確定診断のためによく使っています。

  • 施設のスタッフに対して、接遇やスキルアップの面で力を入れていることがありますか?

    接遇は大変重要であると考えております。いろいろな機材を使用して治療を行うことももちろん必要ですが、やはり良好な医療を提供しても接遇がうまくいかなければ最終的には治療にならないということがございます。また、対受診者さんだけではなく、スタッフ間でもマナーは大変重要で、マナーが悪いとスタッフ間の関係にも悪影響を及ぼしますので定期的に院内では勉強会や研修会を行っております。

  • 籠原病院がアピールできる点について、お話をお聞かせください。

    当院は、一般診療・入院・在宅・健診・在宅と五つの柱で事業を行っておりますが、それぞれを別々に扱うのではなく、カバーし合うことで受診者にとってもメリットの大きい医療サービスを提供しております。たとえば、在宅から入院になったり健診から治療にむかったりというようにトータルで受診者の管理を行うことができます。このように、当院では元気なときに受けていただける健診から終末期までを診ております。

  • 籠原病院で掲げられている理念について、詳しく教えてください。

    当院では、「明るく楽しく生きる」という理念を掲げております。「明るく」というのは、未来に向かって希望を持っていく、そして、「楽しく」は今の状況を楽しんでほしいという思いが込められています。そして、これらの気持ちが出てくるということは、それなりに充実しているということだと思うため、明るく楽しく生きていくことを受診者の皆さんにはもちろんのこと当院のスタッフを含めた皆に目標としていただきたいと思っています。

  • 先生が医師になって良かったと思えた瞬間のエピソードについてお話をお聞かせください。

    この仕事をしていて、良かったということよりもほっとすることの方が多い気がします。入院された方が退院されたりするときは、ほっと安心しますが、入院されるようなひどい状況になる前に何か早く対応できることはなかったのかなどといろいろ考えてしまうことが多いのが現状です。そのため、少しでも病気を未然に防ぐことができればと思っています。

  • 健診業務を行う上で重大な疾病の早期発見につながったケースについてお話をお聞かせください。

    やはり、人間ドックや健康診断などを行っていると、当然のごとくがんは見つかります。早期のがんの方もいらっしゃれば、進行したがんの方もいらっしゃいます。がんなどの大きな病気が発見された場合は、見つかり次第受診者に連絡をして、なるべく早く受診していただけるように心がけています。そのおかげで早めに治療を始めることができた方々はたくさんいらっしゃいます。

  • 予防医療の重要性について、先生の考えを詳しく教えてください。

    超高齢社会になりまして、当然のごとく病気はたくさん増えてきており、中には、がん・脳卒中・心筋梗塞など死に至る病気もあります。しかし、このような病気にはほとんどの場合前段階があり、それは生活習慣病である高血圧や糖尿病などになります。そのため、定期的な健診では、このような病気をできるだけ早く見つけ、さらにこれからは、健診で病気を見つけるだけでなく、さらに先を見て病気を未然に防ぐことも大切だと思います。

  • 予防医療の重要性を伝えていくために取り組んでいることを教えてください。

    産業医を担当させていただいている会社などで健康についての講和などを行っております。そこでは、病気になるまえのこと、たとえば肥満のこと、たばこのことなどいろいろとお話をさせていただき、できるだけ禁煙に持っていけるようにしたり、健康状態をよくしていく運動を指導したりしています。今後も地域の中で同じように研修や勉強の場を持ち、いろいろな情報を皆さんに伝えていきたいと思っております。

  • 健診業務にかける先生の熱い思いについて語っていただければと思います。

    先ほども言いましたが、予防医学が一番中心だと思います。当然、人間ドックや健診で早期に病気を見つけ、治療を行うことは大変重要ではありますが、その前に肥満や運動不足を解消したり、食生活を改善したり、禁煙をすることが重要であると思います。病気になる原因などをしっかりとらえていただいて生活環境を整えることで病気の予防は可能だと言われておりますので、もっと推進していきたいと思っています。

  • 今後、籠原病院をどのような医療施設にしていきたいとお考えですか?

    生活習慣・生活環境というのは健康を維持して長生きするためには非常に重要なため、これからも特に力を入れて地域で活動していきたいと思っております。当然、人間ドックは並行して進めて行き、病気を少しでも早く発見し、治療をしていただくことで受診される皆さんに明るく、楽しく、人生を歩んでいただければと思っています。

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