人間ドックと検診予約サイト EPARK人間ドック

医療機関からのお知らせ
新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、現在肺機能検査を中止しております。
受診者様にご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

コープ西大寺診療所インタビュー

健診で何か異常が発見された場合、迅速に受診者を次のステップに進められるようにグループ病院と電子カルテを共有しています

【Dr.インタビュー】所長:西野 正人 先生
健診により病変の早期発見を行い、受診者様に早期治療を開始していただけるように、グループ病院とは電子カルテを用いて受診者の皆さんの検査結果の共有をしており、スムーズに次のステップにお進みしていただける体制を整えております。また、医療機器では受診者さんのご要望にお応えし、新しい経鼻内視鏡を導入することで、これまでよりも受診者の身体にも優しくできるだけ負担を掛けない検査を行うことができるよう努めております。

  • 早期発見・早期対応のための人間ドックが果たす役割について教えてください。

    日本人の死因の3分の1ががんになります。そのため、今後は特にがんに対する早期発見・早期治療が非常に重要な問題になってくると思います。がんは早期で発見することができれば命を落とすような病気ではなくなってきたため、早めにがんを見つけることを目標に、健診をなるべく多くの方に受けていただくということが非常に大切なことだと思っております。

  • この地域で健診を行っていて、立地環境により受診される方の年齢や発見される疾患に特徴などがありますか?

    非常に高齢者が多い地域になりまして、老々介護などの問題も多くなってきております。そのため、高齢者とその家族に重点を置いた診療を心がける必要があります。また、塩分摂取量を調べたのですが、この地域の女性は他の地域に比べて塩分摂取量が多いことが分かりました。そして、その過剰な塩分摂取が胃がんや高血圧の原因にもなるため、気を付けてみていかないと常々考えております。

  • 塩分の過剰摂取とおっしゃっていましたが、そういった特徴に合わせての対策はどのようなことをされていますか?

    先ほども申し上げましたが、塩分の過剰摂取は胃がんや高血圧の原因になり、将来大きな病気につながることもあります。そのため、当院では健診の内容に、尿から塩分摂取量の推定値を判定する項目を付け加えておりますので、日頃の食生活で塩分摂取量が気になるという方には、可能であればこの検査を受けていただきたいと勧めております。

  • 人間ドックを受診する推奨頻度や生活習慣や職業などはありますか?

    やはり、日頃お仕事でとても忙しくされていて生活習慣が乱れやすい方や夜勤や当直があるようなお仕事をされていらっしゃる方、またご自身の健康に自信を持っている方にはぜひ受診していただきたいと思います。ご自身の健康に自信を持っていらっしゃる方は、自分は健診を受けなくても大丈夫だと思われていらっしゃいますが、そのような方にこそ万が一ということがありますので定期的な健診は皆さんに必要だと思います。

  • スタンダードなコースである基本健診の特徴についてお話をお聞かせください。

    基本健診は、特定の病気をピンポイントで見つけるというよりは、身体全体の状態をみるコースになります。例えば、貧血がないかどうか、肝機能が落ちていないかなどといったことを大まかにチェックする検査になり、このように全身をスクリーニングする検査には意義があると思っています。また、何か異常があったときに比べることができるように安静時と通常時の心電図検査も行っております。

  • 基本健診に含まれる血液検査で調べる対象となる主な疾患リスクは何ですか?

    お酒を日常的に飲まれる方であれば、アルコール性肝炎を発症していないかどうか調べたり、何か消化管系のがんがある場合は貧血を起こしやすいため、貧血であるかどうかを調べたりします。また、コレステロールが高い場合は、狭心症や心筋梗塞になる確率も上がるため、コレステロールのチェックもできます。このように、血液検査では多くのことを調べることが可能であり、非常に有用だと思っております。

  • オプション検査にある、胃のレントゲンの主な目的について教えてください。

    早期胃がんを早めに見つけるために検査を行っています。最近では、治療法が進歩しまして、早期胃がんで見つかった場合には内視鏡を使用し、胃がんを切除することができます。そのため、できれば早いうちに見つけて、早期治療ができれば、胃がんが見つかったとしてもおなかを切ることなく処置できるため、身体への負担を軽くすることができます。

  • ABC検査の主な目的とは一体何でしょうか?また、どのような方が受ける検査ですか?

    ABC検査は、胃の状態を検査するために使われているものです。いわゆる、胃がんになりやすいかどうかのチェックを行う検査になります。最近基準が変わってしまい、ピロリ菌の除去をした方はABC検査の対象外となってしまうのですが、基本的にこの検査でピロリ菌が発見された人には、年に一度は胃カメラ検査を受けていただくようにおススメをしております。

  • オプション検査にある、便潜血検査について見つかるリスクや目的は何ですか?

    便潜血検査は、大腸がんを早期発見するために行っております。大腸がんは、進行しないとなかなか症状が出てこないため、ある程度の年齢の方には検査を受けていただきたいと考えております。便を採取するだけで、痛みなどを伴わない簡単な検査になりますので、なるべく多くの方に受けていただいて、もし陽性の場合は大腸カメラを受けていただくことをおススメしております。

  • 腹部超音波検査についてですが、チェックする臓器やどんな疾患を発見するのに役立ちますか?

    腹部超音波検査は、肝臓やすい臓をメインにみております。特にすい臓がんの場合、症状が出現したときには既に病状がかなり進行していることが非常に多く、それから治療を行うとしても治療の選択肢の幅が非常に狭く、命を落とすことにもなります。そのため、健診により早めに見つけられるように、率先して腹部超音波検査を受けていただくのが良いと思います。

  • 査結果についての説明は当日行われますか?また、結果通知はどのぐらいで受診者の手元に届くのでしょうか?

    検査結果に関してですが、当日に結果が分かる心電図やレントゲンについては受診日当日にお話させていただきます。しかし、血液検査などすぐに結果が分からない検査については、後ほど郵送される検査結果通知をご覧いただければと思います。また、結果通知表は、2週間ほどで受診者の手元に届くように郵送させていただきます。

  • 健診により何か問題が発見された場合は、どのように次のステップに進みますか?

    当院は岡山協立病院とグループ病院になっており、電子カルテにより受診者の情報を共有しております。そのため、当院で行ったCT検査や内視鏡検査も岡山協立病院で閲覧することができるため非常に密に連携が取れていると思っております。そのため、健診により何かが発見された場合には、岡山協立病院においてスムーズに治療を開始していただける体制を整えております。

  • コープ西大寺診療所の強みについてお話しください。

    以前から受診者の皆さんより要望の高かった胃カメラを2018年5月に導入いたしました。受診者さんの身体への負担を少しでも軽減できるように、鼻から入れることができる内視鏡を導入したため、これまで内視鏡検査が大変つらく検査を受けるのが嫌だとおっしゃる方や、内視鏡検査が非常に怖いと思われている方にもぜひこの機会に受けていただければと思います。

掲載している情報についてのご注意

各医療機関の情報(所在地、診療時間等)について誤りがある場合は、お手数ですが下記メールフォームからお問い合わせをお願い致します。誤りを報告する

検査コース一覧