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あだち脳神経外科クリニックインタビュー

頭痛、めまい、しびれ、物忘れなど脳に関わる全ての病気から受診者の皆さんの脳を守るために常に丁寧な対応を心がけています

【Dr.インタビュー】院長:安達 直人 先生
デジタルMRIを導入いたしました。これにより、検査時間の短縮・画質も以前より上がったため、受診者の身体にも負担が少なく、より良い脳ドックの提供を可能となりました。また、脳卒中で倒れて救急車を呼ばないといけないようなことにならないように、脳ドックなどの予防医療に特に力を入れており、少しでも多くの方が脳卒中などの脳の病気で倒れたり、後遺症を残すことのない環境を作って行きたいと思っております。

  • 脳の病気の早期発見の重要性について先生のお考えをお聞かせください。

    脳の病気は、一度病気になってしまうと根本的にはもう治らない、もしくは治ったとしても重大な後遺症をもたらすということが大前提です。そのため、まず病気になる可能性があるかどうかを確かめるのが第一歩だと思います。病気になる前や症状が軽いうちに検査を受けていただくことが大切な命を守ることにつながりますし、もし病気が発見されても早期に治療を始めていただくことが可能になります。

  • 脳血管疾患は、がん・心臓病と並ぶ三大疾患でありますが、特に脳血管疾患のリスクについて教えてください。

    脳の病気は脳卒中というくらいなので突然発症します。心臓の病気も突然発症するものではありますが、急変するという意味では、脳の病気の方がより深刻な状態になる可能性が高いと言えます。また、がんは発症してもすぐに命に関わるということはありませんし、後遺症も残りにくいのですが、脳血管疾患は発症してしまうと命に関わるだけでなく、一命を取り留めても重大な後遺症を残す可能性が高い疾患になります。

  • どのような症状がある場合に、脳ドックの受診が推奨されますか?

    だいたい、頭の病気の場合は頭痛、めまい、しびれ、物忘れが四大症状になります。特に家族に脳卒中を発症したことのある方がいる場合は、脳卒中のリスクが上がるため、そういった方はぜひ率先して検査を受けていただきたいと思っています。一般的には、働き盛りである30~50代の方は社会的な責任を担われている場合が多いと思いますので、家族歴の有無に関わらず、ぜひ一度検査を受け、脳卒中の可能性がないか調べてください。

  • この地域でよくみられる、受診者の皆さんの傾向などはありますか?

    福岡市に比べて、開発がまだ進んでいない地域だということもあり、高齢者の方が非常に多いと思います。ただ、2005年頃から段階的に九州大学の本学がこのエリアに移ってきたため、徐々にではありますが若い方も増えてきています。また、福岡市へアクセスが良いということもあり、福岡市のベッドタウンとしても機能しているのがこの地域の特徴になります。

  • 脳ドックのコースの特徴を教えてください。

    スタンダードな部分はどの施設でも同じだと思いますが、大きな違いとして、他院では検査後に報告書だけを受け取ると思いますが、当院では、報告書のお渡しと同時に実際に写真を見ていただきながら、結果の子細についてお話をいたします。また、所見だけではなく、普段の生活で注意するべきことや他の病気があればその治療についてまで突っ込んで、保険診療にかかるところまで丁寧に受診者へ説明をいたします。

  • 頭部MRI検査と頭部MRA検査のそれぞれの検査について、詳しく教えてください。

    MRIは簡単に言うと、脳を撮る検査です。そして、MRAは、血管を診る検査になり、脳ドックはMRIとMRAをドッキングさせています。どちらもの検査も血管が切れる、あるいは血管が詰まる病気を発見するためにはとても重要な検査になります。しかし、当院は、血管データを見るだけではなく今後の病気の展開といった将来を見据えた診断、そしてその結果を基に今後の治療方針を示していくというところに大きな特徴があります。

  • 「脳ドックミニ」という脳ドックのコースについての特徴などをお話しください。

    このコースは、「頭部MRI検査」と「頭部MRA検査」の二つの検査を実施し、脳血管疾患リスクを調べる一方で、問診を省略し、検査結果を後日郵送することで、検査時間を短縮しています。これにより、脳ドック受診を希望されていたしても、多忙や金銭面を理由に通常の脳ドックを受けることが難しい方が少しでも受けやすくなればと考えております。特に若い方に、気軽に受けていただけるようなコースになっています。

  • 導入されている医療機器で特にこだわって導入したものがあればお話をお聞かせください。

    当院では、まだ福岡県内ではとても珍しいデジタルMRIを導入しております。MRIは放射線を使用しないため、被ばくの心配もなく、身体に優しい検査を受けていただくことができます。また、当院のMRIはこれまでのMRIより検査時間も短く、画質も良いため受診者にかかる身体の負担をできるだけ抑えることができるうえに、より良い検査を行うことができるようになりました。

  • 予防医療の重要性について、先生のお考えを詳しくお聞かせください。

    2016年に開業しましたが、これまで医師として30年間手術を行ってきて思うことは、手術して治すよりは手術をしなければいけない状況にしないことが重要だということです。そうした意味で、病気の予防は非常に大事です。私がよく受診者の皆さんにお伝えすることは、病気になる前にならないようにしましょう、救急車を呼ぶような病気にならないようにしましょうとよく言っており、今は予防医療に力を入れています。

  • 人間ドックや健診にかける、先生の熱い想いについて詳しく語ってください。

    保険診療外の検査となると、それなりにお金がかかりますが、もちろんメリットもあります。詳しい検査や精密な検査ができるため、病変をより早くに発見できることが可能であり、早期発見は早期治療につながります。早期治療を行うことで、身体への負担も少なく治療を終了することができ、結果的に医療費も抑えられると考えます。また、「脳卒中撲滅宣言」を行い、脳卒中で亡くなる方を少しでもなくしたいと思っています。

  • 「脳卒中撲滅宣言」とは、一体何ですか?詳しく教えてください。

    「脳卒中撲滅宣言」は以前、私が勤務していた関東の病院で掲げられていた宣言であり、私もこの宣言の下にくも膜下出血で亡くなる方を1人でも減らせるようにと昼夜務めてまいりました。そして、この福岡では、脳卒中になる方を減らすために、脳ドックを中心として脳卒中予備軍を少しでも早く発見できるようにこれからも注力していきたいと思っています。

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