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飯能市東吾野医療介護センターインタビュー

受診者のさまざまな要望をお聞きし、1つ1つに丁寧に対応するといったように、小回りの利く人間ドックを提供しております

【Dr.インタビュー】センター長:谷水 長丸 先生
それぞれの受診者の要望にできる限り細かく応え、1人ひとりのご希望に合った人間ドックのコースを提供させていただきます。また、検査結果の説明に関しては、当日できるものに関しては説明をさせていただき、検査結果表がお手元に届いたあとでも、詳しい説明をご要望であれば後日丁寧に対応させていただき、なぜ、そしてどのような治療が必要になるか、どのようなクスリあるいは量が必要かなどしっかりと丁寧に説明をいたします。

  • 地域の方の健康サポートに取り組むことについてのお考えを教えてください。

    当センターのように山間部に立地する病院の多くは、あまり人間ドックに力を入れていないのではないか思います。ただ、やはり高齢者の方々が多く住まわれていることもあり、生活習慣病あるいはがんの発生率がかなり高く、定期的なチェックが必要な人が多いのですが、健康維持に対する意識があまり高くないため、がんの早期発見ができる人間ドックを受けてほしいとアドバイスをしております。

  • これまで受診された方の発見された疾患リスクの傾向や特徴があれば詳しくお聞かせください。

    当センターを受診される方は、吾野・東吾野地区の方がほとんどで近隣の方ばかりです。そして、糖尿病や高血圧などを患っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。また、地区内で悪性疾患を患っている人はそこまで多くはありませんが、他地域の大学病院から抗がん剤治療を希望しない人を受け入れてほしいとの依頼を受けて、その方のケアなどを行う場合もあります。

  • 生活スタイルが原因で、糖尿病や高血圧が多いと先生はお考えですか?

    食生活は関係あると思いますが、この地域の方々はほんとうにお元気な方が多い印象があります。山間部という立地上、小さい頃からずっと坂道を上り下りしていたためか、腰が曲がった人はほとんどいません。つえを使用されている方は、たまに見かけますが、90歳や100歳になってもしっかりと歩いている方がたくさんいらっしゃいます。

  • 人間ドックの受診を推奨される年齢層やライフスタイルについて教えてください。

    人間ドックは、40歳から受けていただければよいと思います。あまり遅すぎると、生活習慣病が進んでしまい手遅れになってしまう可能性があります。また、喫煙によって肺がんのみならず食道がんなどのリスクがぐっと上がるため、特に喫煙をされている方には人間ドックを年に1回は受けていただき、早期で病気を見つけていただきたいと思います。

  • スタンダート人間ドックのコースについて特徴を教えてください。

    スタンダードなコースは腫瘍マーカーがないコースになり、糖質異常症や糖尿病などの疾患を調べるコースになります。また、特に検査の中で留意している検査項目は、最近話題になることが多く、さらに基準もどんどん厳しくなっているLDL悪玉コレステロールになります。これは、放置すると動脈硬化のリスクがどんどん上がっていって心臓疾患と直結します。

  • 胃の検査を受けるのが苦手な方への配慮はどのようなことをされていますか?

    胃の検査では、ぜひ胃カメラを選択していただきたいと思います。胃透視では、早期がんを発見することは非常に困難であり、もし見つかった場合でも、かなり進行した状態で見つかるため、そのあとの治療も相当つらいものになってきます。また、経口内視鏡と経鼻内視鏡の両方を用意しているので、ご希望に合わせて選択していただけます。

  • 受診者向けの配慮として何か取り組まれていることなどがあれば教えてください。

    残念ながら、女性医師の配置をしておりませんが、検査技師に女性スタッフが在籍しているなど、多数の女性スタッフを配置しておりますので、何かあればお気軽にご相談いただければと思っています。

  • 検査結果の説明は、当日行っていらっしゃいますか?また、郵送の場合はどのぐらいの日数がかかりますか?

    当日分かることに関しては、受診者からのご要望があればいつでも対応しております。ほとんどの方は異常値についての説明を求められますが、私はなぜ治療が必要なのか、どのような薬をどの程度服用すればいいのかなどについても話をします。検査結果表については、1~2週間程度で郵送しており、検査結果表を見て、改めて質問や疑問に思うことがありましたら、後日説明をさせていただきますので、ご連絡をいただければと思います。

  • 受診結果に異常があった場合の対応についてお話をお聞かせください。

    検査の結果、何か異常が発見された場合は、当センターで対応できることに関しては、精いっぱいこちらで対応させていただきます。また、手術が必要なものに関しては、当センターで対応ができかねるため、主に埼玉医科大学国際医療センターや防衛医科大学病院で対応していただき早期に治療を開始していただける体制を整えております。

  • 飯能市東吾野医療介護センターの強みについてお聞かせください。

    当センターの特色は、大きな病院と違ってものすごくコンパクトに人間ドックの検査ができるところです。受診者もさまざまな方がいらっしゃるため、1人ひとり要望も異なると思います。どのような要望があるのかしっかりとお話をお伺いするためにも、受診しやすい・話しやすい雰囲気作りにも注力しています。

  • 予防医療の重要性について、先生のお考えを詳しくお聞かせください。

    現時点では予防医療が医療の根幹です。どんな病気でも発見が遅くなってしまえば、大きな手術をし、がんであれば抗がん剤の治療など身体にも金銭的にもかなり大きな負担になります。そのため、やはり早期に発見し、手術と比較して身体的・金銭的な負担が大きく軽減される内視鏡的治療をできることがいいと考えています。皆さまにはぜひ先々のことまで考えて健診を受けていただければと思います。

  • 人間ドックについて受診者に知っておいてほしいことについて教えてください。

    人間ドックを受けようと考えている方には、身近にもうすでに受けた方がいる、もしくは身近にがんでなくなった方がいらっしゃると思います。特に身内にがんで亡くなった方などがいらっしゃる場合には、ハイリスク群に入るため、ぜひ人間ドックを定期的に受けてほしいと思っています。また、喫煙者も本人は自覚していないと思いますが、相当なハイリスクを抱え込んでいるため、例え症状が出ていなくても毎年受けた方が良いです。

  • 受診者の方々と接するうえで、先生が心がけていることについてお話をお聞かせください。

    人間ドックを受けに来られる方々は、特に私と初対面のときは、話したいことの半分も話せないと思います。そのような方にも少しでもリラックスして、なるべく全部話していただけるように、気分をほぐすような努力はしています。受診者の方のお話から病気が発覚するようなこともあるため、できるだけ多くの情報を集められたらと思っています。

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