医療法人　かねみつ医院

身長・体重・BMIから算出される肥満度もチェック

かねみつ医院では、人間ドックの検査コースとして「健康診断」と「上部消化管内視鏡検査（胃カメラ）」を設定しています。「健康診断」は、スタンダードなコースであり、生活習慣病はじめ、がん・心臓病リスクなど全身の健康チェックが主な目的です。具体的な検査項目としては、身体測定（身長・体重・BMI）／血圧測定／尿検査／血液検査／安静時心電図検査／胸部X線（レントゲン）検査などを設定しています。
こうした検査項目を通じて、まずは、身長・体重・BMI（体格指数）から算出される肥満度をチェック、そして、糖尿病・脂質異常症の有無、さらには、肝機能や腎機能を調べていく検査コースです。

疾患リスクの早期発見を通じた早期の適切な処置を重視

当院のスタンダードな「健康診断」は、疾患リスクの早期発見を何よりも重視しています。
それは、仮に問題点が見つかっても、早期の適切な処置につながり、受診者の「その後の人生にとってきわめて有利な結果をもたらすことにつながる」と当院は考えています。
そしてもちろんそこには、高齢者だけでなく若い世代、受診機会の少ない人たちにも自身の健康状態について知る機会を広げたいという意味も込められています。

尿糖・尿たんぱく・尿潜血などの数値をチェック

かねみつ医院が実施している「健康診断」は、検査項目として「尿検査」も含んでいます。尿検査では、尿糖・尿たんぱく・尿潜血などの数値をチェックすることで、糖尿病や甲状腺機能亢進症、腎性糖尿などの各疾患リスクを調べます。
一例を挙げると、尿糖の基準値は陰性（－）であり、糖尿病や甲状腺機能亢進症、腎性糖尿などで陽性となります。

狭心症・心筋梗塞リスクにとくに注意／肺がんリスクも検査

当院の「健康診断」は、「安静時心電図検査」を検査項目に含んでいます。心臓の動きを電気的にチェックすることで、各種の心臓病や不整脈などのリスクを調べます。心電図検査で問題点が見つかる受診者はけっしてめずらしくはないため、当院ではとくに、虚血性心疾患（狭心症、心筋梗塞、虚血性心不全など）のリスクに注意しています。
「健康診断」ではほかに、肺がん・肺結核・（外傷性の）気胸などのリスクを調べる「胸部X線検査」も実施しています。

動脈硬化や心筋梗塞・脳卒中のリスクを評価する指標

かねみつ医院の「健康診断」は、検査項目として血液検査を設定しており、チェックする項目のなかには、総コレステロール（TC）、HDL（善玉）コレステロール、LDL（悪玉）コレステロール、中性脂肪（TG）が含まれています。こうした項目は、動脈硬化や心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳血管疾患（脳卒中）などのリスクについて調べる際の指標となります。
動脈硬化予防の観点からは、善玉・悪玉それぞれのコレステロール値や、中性脂肪の値を見て、それらのバランスから脂質代謝の状態を把握することが重要とされています。

肝臓、胆のう、すい臓、ひ臓、腎臓を動画でチェック

当院の「健康診断」では、オプション検査として「腹部超音波（エコー）検査」を用意しています。肝臓、胆のう、すい臓、ひ臓、腎臓の5臓器と腹部大動脈をチェックし、肝臓、すい臓、腎臓の腫瘍や、胆のう結石症、脂肪肝などのリスクを調べます。
あわせて、腹部大動脈の動脈硬化・動脈瘤の有無をチェックします。腹部エコー検査は、動画で臓器の動きを観察することが特徴で、上記の臓器に腫瘍があった際には、血液の流れや硬さを評価することに役立ちます。

医学用語を使わずに検査結果を説明するという心がけ

かねみつ医院では、人間ドック受診者に対して検査結果をわかりやすく説明することを心がけています。これは、医学用語はできる限り使わないという意味であり、同時に、受診者が質問をしやすい環境をつくることでもあります。
また、検査結果報告書はおよそ2週間後に郵送しています。

当院で人間ドックを受診した結果、もし問題点が見つかった場合、内服などで対処できる場合は当院での診療に移行に対応しています。
また、必要な場合は受診者の希望にもとづいて他医療機関への紹介状発行に対応しています。