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毎月19日は「ピンクの日」です。これを機に乳がん検診の受診はいかがでしょうか。【乳がん検診についてはこちら

京浜健診クリニックインタビュー

健診を受けていただいたあとは、今後どのようなことを行っていけば健康長寿でいられるかのアドバイスを丁寧にさせていただきます

【Dr.インタビュー】院長:小幡 進一郎 先生
受診者の皆さまにより良い健診を受けていただき、受診者の人生を支える健康診断になるように受診された方のデータは全て保存しております。この保存されたデータを使用することで、受診者1人ひとりの検査結果の推移や健康状態の変化など細かく観察することができるため、受診者それぞれに健康維持に関する細かいアドバイスや指導を行うことが可能です。また、医療機器を充実させることで、病気の早期発見・早期治療を目指します。

  • 先生が医師を目指されたきっかけについてお話をお聞かせください。

    私の父が医師であったため、医師の仕事というものを幼い頃から常に身近に感じておりました。受診者の方に優しく接し、診療をして、皆から頼りにされている父の姿をとてもかっこいいと思い、非常に尊敬をしていました。特にほかの職業で魅力的に感じるものもなく、父の影響もあったためか、自分も自然と父と同じ医師の道を選んだと思います。

  • 医師として普段から心がけていることについて詳しく教えてください。

    来院された方のために何ができるのか、何を1番するべきなのかをよく考えることは医師の務めだと思っております。受診者の皆さんはそれぞれ違う症状や、育った環境も異なり、皆さんそれぞれの生活をされていらっしゃいますし、性格や考え方ももちろん全員違うため、皆さんに同じ医療を提供するわけにはいきません。皆さんがそれぞれ何を求めていらっしゃるのかをよく考え、理解することを常に心がけています。

  • 健診を受診する方と接するうえで気を付けていることがありましたら、詳しくお聞かせください。

    健康診断に来られる方は、病気で具合が悪い、どこかが痛いなどという方ではなく、基本的には健康で通常の生活を送られている方です。その健康な方がどのような問題や悩みを抱えているのかを詳しくお聞きするようにしております。受診者に寄り添うことで、受診者が求めていらっしゃる医療のサービスが提供できると考えておりますので、日々受診者とのコミュニケーションには気を付けています。

  • 特にこだわって導入された医療機器などがありましたら、詳しくお聞かせください。

    当院の場合は、乳がん検診を行うためマンモグラフィの機械を入れております。このマンモグラフィはデジタルマンモグラフィといって、病変の濃度を変えたり、コントラストを変えたりすることで病変をこれまでよりも見つけやすいといった特徴があるため、今までよりも制度の高い検査を行うことが可能となりました。ほかには、マルチスライスCTと1.5テスラのMRIを導入しており、病気の早期発見・早期治療に貢献しています。

  • 施設の職員の方に対しての勉強会や接遇研修など技術向上のために行われていることについて教えてください。

    医療施設は、医師が中心となってできている施設に思われがちですが、周りの技師や担当者がいかにしっかりとしているかで施設の評価は大きく変わると思っております。そのため、当院で働く技師や検査担当者にしっかりと接遇について学んでいただくために接遇対策を行っております。また、それぞれのスタッフには、技術を磨き、これまでよりも良い検査ができるように勉強会や講習会には率先して参加していただいています。

  • 京浜健診クリニックで掲げられている理念についてお話をお聞かせください。

    当院の特徴は、設立してから45年間の全てのデータを残しているということです。健診を定期的に受ける方にとっては、一つの健康診断の結果が一つの場所にずっと残っていて、しっかりと管理されているということは、前年度やそれまでのデータを比べてどのように健康状態が変化しているかを知るために非常に重要だと思います。そのため、当院のモットーは、その方の人生を支える健康診断を受けていただくということです。

  • 長期に渡って、定期的に健診に通われている方はとても多いですか?

    とても多いと思います。ほとんどが反復受診者で、新規の方は珍しいと思います。私が、知っている方で、最大過去39回健診に毎年通っていただいている受診者の方もいらっしゃいます。われわれを頼っていただいて、これだけ長期に渡って健診に通っていただけることを非常にうれしく思いますし、これからもよりたくさんの方に健診を受け続けていただけるように環境を整え、努力していきたいと思います。

  • 反復受診者が増えている要因としては、どのようなことがあるのでしょうか?

    医療施設として、進歩していることだと思います。医療技術が進むにつれて、われわれは設備や技術を常にアップデートし、新しい知識や技術について逐一見逃さずにしていることが大事です。たとえば、受診者が今年また健診を受けに来られて、「新しい検査を受けていただけるようになりました」や「検査によりこういうことが分かるようになりました」ということが毎回出てくるなど、目新しさがないと反復受診者はなかなか出てこないと思います。

  • 医師になって良かったと思えることについてお話をお聞かせください。

    医師は、病気を見つけたり、診断を下したり、治療を行っていても受診者の人生を変える所までは行けません。そのため、病気を見つけたことによって、受診者のあり方について何か左右できるような助言ができたり、指導できるかどうかがポイントとなります。受診者さんに「あのとき、あのように言っていただいて助かりました」と言われたときはありがたいですが、なかなか本当の助けになることは難しいです。

  • 健診を行っていて、重大な疾病の早期発見につながったケースがあれば教えてください。

    レントゲン写真では異常なしに見えたが、受診者はずっと喫煙者であり、最近少し症状が出始めていて何かあると思いレントゲン写真をずっと見ていたら、病気が見えたのです。見えたように感じたのかもしれないがそのときは見えました。その後、大きな病院で検査をし「よくこのレントゲン写真で病気を見つけましたね」と言われました。受診者が健康診断を受けたのが10年ぶりだったので細かく診た結果が早期発見につながりました。

  • 予防医療の重要性について、先生の考えを詳しく教えてください。

    これからの時代を担う健診は、いかにみんなが健康長寿でいられるかを主眼とするものになると思います。健診を受けた結果からどのようなことが分かり、今後どのようなことをしていけば長生きができ、医療費をかけずに済むようになるかなどを目的に健康診断を行う時代になってきています。これからの健診施設は、受診者の健康的な生活をサポートできるようでなければ、健診施設としては成り立たないと考えます。

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