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中部徳洲会病院インタビュー

人間ドックにより大きな病気を未然に防いだり、病変をできるだけ早期に発見することで沖縄県民の健康のサポートをします

【Dr.インタビュー】院長:伊波 潔 先生
沖縄県民は、肥満や糖尿病などの生活習慣病によって、以前と比べて健康状態が悪いと言われており、実際に都道府県別平均寿命の順位は下がっています。そのため、当院としても、人間ドックや検診の利用を促進し、多くの人に受診していただくことで、命に関わるような大きな病気を未然に防いだり、病変を早期に発見していければ考えおります。そして、このことが受診者の健康寿命の延長につながっていくものだと信じています。

  • 徳洲会全体で掲げられている理念についてお話を詳しくお聞かせください。

    とにかく「命だけは平等だ」という哲学の下で、いつでもどこでも誰でもが、医療を受けられる社会を目指すという当院の理念を大切にしていきたいと日々心がけています。そのため、救急に来られる方は、決して断ることなく診療をしております。また、受診者に健康的な生活を送ってほしいと考え、検診業務では、重大な疾病を未然に防いだり、病気をできるだけ早期に発見し、少しでも健康寿命を延ばせるようにサポートをしております。

  • 先生が医師を目指されたきっかけについて詳しく教えてください。

    最初に大きな志があったわけではありません。ただ、ものを書いたり、音楽の才能はなかったものの、勉学に関しては少しだけ自信がありました。そのような中で、将来何になろうかと考えたときに、医学の道を進む選択肢が出たというのが実際のところです。しかし、医師になってからは、助けを求めている方が大勢いらっしゃる現実を目の当たりにして、その方を少しでも手助けしたいと思い、真摯(しんし)に日々、受診者と向き合っております。

  • 地域の人々の健康サポートに貢献するために、特に気を付けていることや取り組んでいることがあればお聞かせください。

    当院に救急搬送される方や救急に来られる方を絶対に断らないという事は、ずっと愚直に守り続けています。もう一つは、沖縄の人々は長寿だと言われていますが、それはもう昔の話であり、現在は若い方を中心に肥満や糖尿病などの生活習慣病を患う方が多く、非常に健康状態が悪いと言われています。そのため、元のような長寿県になれるように、県全体で人間ドックや検診の受診率向上に力を入れていかなければならないと感じています。

  • 医師として、普段から心がけていることについてお聞かせください。

    病院を受診する方は「どこかが痛い」、「自分はもしかしたら亡くなってしまうのではないか」といった不安感や恐怖感をもっていらっしゃいますので、われわれがまずはじめにすべきことは、受診者の心の状態を理解することです。その上で、その気持ちに寄り添いつつ検査をすべきだと考えます。そして、医師であるからといって偉いわけではなく、受診者を目上の人として尊敬し、受診者のために一生懸命仕事を行うことを心がけています。

  • 院内設備に関してのこだわりのポイントについて詳しく教えてください。

    以前の施設がとても狭かったので、どうしても受診者の皆さん、そしてスタッフにも窮屈な思いをさせていたと思います。そのため、新しい施設ではできるだけスペースを広くしようと心がけて設計をいたしました。そして、受診者の方には広さ以外にもくつろいでゆったりと待ち時間を過ごしていただけるようなものを提供したいと考え、ゆったりと座れるソファや癒やしを与えてくれるアロマ、リラックスできる岩盤浴などを設置しました。

  • 施設の職員や技師の方に対して特に力を入れていることがあればお聞かせください。

    接遇の研修は主に朝礼で行い、受診者の皆さんが当院に来て本当に良かったと思っていただけるような医療を提供すること、受診者に対しては適切な言葉と態度で接することが何よりも大切だとスタッフに伝えております。たとえば、受診者が退院するときは、看護師が玄関までお見送りもいたしますし、退院後も2、3日後には具合はどうですかと確認をしており、ミーティングと朝礼、医局会と呼ばれるドクターの集まりも毎日続けています。

  • 予防医療の重要性について先生の考えを詳しくお聞かせください。

    沖縄県全体で、肥満・糖尿病といった生活習慣病を克服しなければ長寿県の上位に戻ることはできないと思っています。生活習慣病の予防または上手にコントロールすることができれば、大きな病気を防ぐことにつながり、長く元気に健康に過ごすことができます。また、がんに対しては人間ドックなどで早期発見・早期治療を心がけることが県民の健康寿命を延ばすことにつながると信じています。

  • 導入されている医療機器について特にこだわって導入したものがありましたら教えてください。

    当院では、検査のオプションとして脳ドックを選択いただくことができます。脳腫瘍・脳梗塞・未破裂脳動脈瘤(りゅう)などの検査を行うためにMRIの導入をしており、大きな疾病につながる病変の早期発見に大変貢献しております。ほかにも、マルチスライスCTを用いた肺がん検診や骨密度検査などのオプション検査も行っておりますのでご自身の身体の状態に合わせてオプションを追加していただき、健康の維持をしていただければと思います。

  • 女性受診者には、子宮頸部(けいぶ)細胞診の受診を推奨されていらっしゃいますがどの年代の女性が受けるべきなのでしょうか?

    当院では、子宮頸(けい)がんの早期発見を目的に子宮粘膜(頸部(けいぶ))細胞診の検査をオプションで設定しております。この検査は18歳以上の女性であれば、皆さんに定期的に受けていただきたい検査の一つであり、非常に大切な検査であると当院では考えております。また、女性受診者への配慮として、当院では乳がん・子宮がん検診に関しては、区切られたスペースで行っておりますのでリラックスして検査を受けていただければと思います。

  • 今後、中部徳洲会病院をどのような医療施設にしていきたいとお考えですか?

    これまでもそうですが、これからも救急を決して断らないということを愚直に守り続けていきたいと思っています。そして、院内環境や接遇、検査の精度などの当院を構成するさまざまな要素をトータル的に向上させていくことで、当院を受診する方が、「この病院に来て本当に良かった」と思える場所にしたいと思っています。われわれのサポートにより、県民の皆さんの健康を維持し、健康寿命を少しでも延ばすことができればと思います。

  • これから、人間ドックを受診しようと考えている方達へメッセージをお願いします。

    中部徳洲会病院では、人間ドックを受けられる方にまた受診したいと言っていただけるように、院内環境の向上や接遇面のスキルアップ、検査へ取り組む姿勢など、さまざまな面での努力を全職員が一丸となって行っておりますので、ぜひ当院の人間ドックを受けていただきたいと思います。よろしくお願いします。

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