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谷向病院インタビュー

受診者1人ひとりの違いを受け止め、それぞれのニーズに合った健診を心地よく受けていただくための雰囲気作りを大切にしています

【Dr.インタビュー】医師:鵜飼 卓 先生
受診者の皆さんの不安を少しでも軽減できるように、事前に検査内容に関してしっかりとした説明を行い、どの程度の苦痛を伴う検査であるのかまでお話をさせていただきます。そして、受診者の方たちのさまざまな違いを受け止め、それぞれのニーズに合った健診を心地よく、スムーズに受けていただけるように言葉遣いなどにも気を付けております。このように丁寧な対応をしつつ、病気の早期発見をすることで予防医療に貢献しております。

  • 受診者の皆さんと接する上で普段から心がけていることなどはありますか?

    私は、健診をやっている以上は、生活習慣病などを早いうちにしっかりと見つけるということ、できればがんもきちんと見つけることが大切だというふうに考えています。そのため、いろいろな検査も、もちろん大切ですけれども、お一人おひとりのクライアントの身体所見をきちんとみせていただくということを大事にして健診をさせていただいています。

  • 先生は、ご自分を一言で表すと、どのような性格だと思われますか?

    自分の欠点としては、優柔不断なところがあるかなという気がします。その反面、新し物好きで、わりと人のやってないことにチャレンジするというのは好きな方だとは思っています。何を性格と言われても、とても難しいのですけれど、人と人との関係という意味では、なるべく誠実に人に接したいなと日々思いながら仕事をしています。

  • 先生が、受診者の皆さんにおすすめされる検査やその理由についてお話をお聞かせください。

    大腸CT検査というのは、検査を受ける方のストレスが少ないという意味では、非常に優れた大腸のスクリーニング検査だと思っております。大腸がんが非常に増えておりますから、受診者本人の負担の少ない検査方法として皆さんにおすすめしており、ことに、便鮮血がプラスであった方には、まず大腸CT検査を受けていただき、そのうえで何か引っ掛かれば次回内視鏡検査をしていただくという方が良いのではないかと考えております。

  • 院内の雰囲気作りに関して、何か工夫されていることがありましたら教えてください。

    当健診センターの受付はあまり広くはないのですが、わりとゆったりできるソファなどを用意いたしまして、待っていただく時間をくつろいで過ごしていただけるようにというのが一つです。それから、受付スタッフを中心としてなるべく言葉遣いに気を付けて、スムーズな検診を受けていただけるように、そして心地よく受診していただけるようにということを皆で気を付けています。

  • 初めて検診を受ける方たちへの配慮についてお話をお聞かせください。

    まず、プライバシーの保護ということにつきましては、非常に神経を使って対応をさせていただいております。そして、やはり初めての健診に際しては不安が大きいと思いますので、ことに大腸の検査、あるいは胃カメラの検査などの検査をお受けになる方には、事前になるべく詳しく、こういう検査であるかや、どの程度の苦痛を伴う検査であるというようなことは丁寧に説明させていただいているつもりです。

  • 先ほどお話に出てきました、大腸CT検査の苦痛は通常の内視鏡検査と比べてどのぐらいラクなのでしょうか?

    内視鏡に比べれば苦痛はうんと少ないです。しかし、どうしても大腸をきれいにしないと精密な検査ができないので、下剤を飲んでいただくということは通常の内視鏡検査と一緒で欠かせないのですが、そういう意味ではちょっとしんどい、つらい部分があるかとは思います。ですが、検査そのものは、大腸内視鏡に比べると何十分の1かラクなのではないかと思います。

  • 健診後のアフターフォローについて詳しくお話をお聞かせください。

    検査結果に異常があり、2次検査を受けていただく、あるいは受診をしていただく方に関しては、必ずしも当院で受診していただかなくても構いません。われわれが、対応できる範囲では当院を受診していただくようにご案内しておりますし、それから、ご本人のお住まいに近い病院や、ご希望される病院への紹介というのもなるべく丁寧に対応させていただいています。

  • 医師になって良かったと思った瞬間のエピソードがあればお聞かせください。

    検診業務を通じて「あ!これは!」というような異常を見つけて、それががんの早期発見に至ったときなどは良かったなと思います。それから、メタボ予備軍などについて、受診者にしっかりとお話をさせていただき、そして理解していただけたことでその方が体質改善をするために受診したいと決断されたときなどは、やっぱり医師になって良かったなと思います。

  • 予防医療の重要性について、先生のお考えを詳しくお聞かせください。

    やはり、私の身近にも若くして脳出血を起こしたり、脳梗塞を起こしたりというような人がおりましたので、危険因子を持っていらっしゃるという方については、それがいずれ大きな病気につながる恐れがあるということをしっかりとお話をさせていただいて、ことに心房細動を持っていらっしゃる方については、大きな事故に至らないように早期の医療介入をおすすめしております。

  • 先生が、今注目している疾患などがありましたら教えてください。

    今増加傾向にある大腸がんと前立腺がんです。大腸がんは早期に発見することで治しやすいがんの一つだとも思いますので、大腸がんと前立腺がんの早期発見は大切だと思っています。それから、糖尿病は自覚できる症状が出づらいため放置しがちですが、生涯付き合う病気であるため早く見つけて、早く医療介入して悪化を防ぐことが大切です。このように、どのような病気でも健診で早く見つけ、受診することが大事だと思っています。

  • 健診にかける先生の熱い想いについて、詳しくお聞かせください。

    今まで申し上げてきたようなことになりますが、やはり生活習慣病が悪化する前に見つけて、治療ができるようにすることが1番大切だと思っております。そのため、検査結果がごく軽度の異常であれば、それはよろしいのですが、ある程度これから悪化が予測される方については、深く突っ込んでご説明をさせていただくことが必要だというふうに考えております。

  • 人間ドックや健診を受ける医療機関を選ぶポイントとは何でしょうか?

    1番大切なのは、医療機関の雰囲気ではないでしょうか?働くスタッフの雰囲気、医師の雰囲気なども含めてですが、無駄なことはしない、そして気軽に受けていただけるところに受診されるのが良いと思います。そして、検査内容や検査結果について説明をしっかりとしてもらえるということは大切だと思います。もちろんそのような点については、私共も注意をして取り組んでおります。

  • 今後、谷向病院をどのような医療施設にしていきたいとお考えですか?

    当院にも限界というものがあるのですが、現在は婦人科検診などができておりませんので、その辺りはほかの医療機関との協力で行っているところでございます。当院での適応範囲での健診については、今まで通り、あるいは今まで以上に受診者の皆さんに喜んでいただけるような、そういったサービスの提供を続けて行きたいと思っております。

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