人間ドックと検診予約サイト EPARK人間ドック

洛和会音羽病院 健診センターインタビュー

受診者の方々にどんなことでもお話いただけるよう、リラックスした雰囲気づくりを心がけています

【Dr.インタビュー】所長:畠中 陸郎 先生
PET検診や血液検査など、検査結果が当日分かるものに関してはその日のうちに受診者へ説明いたします。万が一、何か大きな疾病が見つかった場合には、迅速に治療を開始できる体制を整えております。そして受診者の方々との距離を少しでも縮められるよう、病気とは直接関係のない趣味の話なども交えながら、できるだけリラックスしていただける雰囲気作りを心がけています。

  • 先生が医師を目指したきっかけについてお話をお聞かせください。

    私の父親が、広島での被爆者でして、その影響もあるのか身体がなかなか弱く、しょっちゅう近所のお医者さんに往診を頼んだりしていました。身体の弱い、父のつらそうな姿や、父を助けようと懸命に努力する医師の姿を幼い頃から見ていたため、医師の仕事というものをとても身近に感じることができ、それが医師を目指そうと思った一つのきっかけだろうと思います。

  • 先生が医師として日頃から心がけていることについて教えてください。

    まずは正確な情報を受診者の方からいただいて、それに対して診療を進めるということです。受診者のそれぞれの状況に合った検査ができればと思っています。受診者の中には、初めて検診を受けるため、必要以上に緊張している方や、病気が見つかってしまうという不安を抱えている方がたくさんいるため、受診者の心配事、悩み、質問に関しては、分かる限りにはなりますが必ず返答するようにしています。

  • 受診者と接する上で特に気を付けていることなどがありましたらお聞かせください。

    受診者の皆さんは、特に初めての検査に臨まれる際などには、検査そのものに関しての疑問や質問だけでなく、ご自身の身体に関する心配事や、気になったりしていることなど、医師に聞きたいことをたくさん抱えていらっしゃいます。そのため、そのような疑問、質問に対しては1つ1つ丁寧にお答えし、安心していただけるような、落ち着いて検査を受けられるような対応を心がけております。

  • こだわって導入した医療機器などがありましたら、詳しく教えてください。

    役に立っているのはPET検査だと思います。検査結果が当日中に分かるので、受診者の方へすぐに説明をすることができるというのが良い点だと思っております。それから、心臓大血管の検診も当日に行い、その日中に結果が分かるだめ、朝早く検査を受けていただければ、お昼までには結果についてお話させていただくことができます。半日という早さで検査を終えることが可能なため、特にお忙しい方には好評な検査になっています。

  • 洛和会音羽病院 健診センターの強みやアピールできる点についてお話をお聞かせください。

    先ほども申し上げましたが、検査結果が早く分かるということです。検査結果が早めにわかることで、受診者の方に何度もきていただく時間と手間をできるだけ少なくしています。どうしても、結果報告が後日になってしまうのが生検した病理結果になりますが、それ以外はほぼ全ての検査について当日おいでになったその日に分かるようにしてありますのでそこは当健診センターのアピールできる点ではないかと思っています。

  • 医師としてやりがいを感じる瞬間のエピソードなどがあればお話をお聞かせください。

    一つは、人間ドックなどの検診業務を行っていて、結果が良いことばかりだったらそれはもちろんうれしいことですが、何か隠れていた病変を発見し早期治療につながったときもやりがいを感じます。そしてもう一つは、私が丁寧に診療をして、結果を分かりやすく説明するように努力することで納得していただいたときや、受診者の方たちにリラックスして検査を受けていただけたときにもうれしさを感じます。

  • 予防医療の重要性について、先生のお考えを詳しくお聞かせください。

    検診結果などで、あまり良くない、悪いデータが出てきたときには、検査結果についてしっかりと受診者に注意をし、それが今後の大きな病気や疾患の予防につながればと思っています。当健診センターでは、保健師などが食生活の見直しなどそれぞれの受診者の生活環境に合わせて再度指導をいたしますので、その指導も非常に役に立っているのではないかと思います。受診者には検診結果を踏まえた健診後の生活を大切にしてもらいたいです。

  • 検診にかける熱い想いについて、お話をお聞かせください。

    検診を受けていただき、何も異常がなく、全ての結果が良かったということであれば、それはそれでとても喜ばしいことです。しかし、今まで気が付かなかったことが起こって、それに対して予防的に指導ができる、あるいは具合が悪い所が早期に見つかるというようなことがどうしても人間ドックでは必要なことですから、病気の早期発見の少しでも役に立てるようにと健診の内容や検査など日々いろいろと考えております。

  • 先生が、特に最近注目や注意をしている疾患などがあれば教えてください。

    タバコを吸っている人が多いので、肺がんが見つからないかどうか、起こっていないかというのが一つです。それから、胃腸のがんや甲状腺のがんが結構あります。特に甲状腺のがんは多く見つかりますが、一般的に甲状腺の診療を主としていない医師は甲状腺には触らず、気にする医師も少ないです。私は、検診を受けられる、全ての方の甲状腺に触って、診療をするため、それも私の一つの特色ではないかと思っています。

  • 不安や心配事を抱えて受診者される方に対して、リラックスしていただけるよう工夫されていることがありましたらお聞かせください。

    人間ドックでは、質問状の始めに「今、気になっている事はありませんか?」という項目があります。特に初めておいでになる方はその項目に対していろいろと書き込みがありますので、その項目を必ず確認して、この人は何を心配しているのか、なぜ人間ドックを受けにきたのかということも含めて、その質問に対してこちらの知識を総動員して説明をするということが特に大事だと感じております。

  • 今後、洛和会音羽病院 健診センターをどのような健診センターにしていきたいとお考えですか?

    まずは、今行っている人間ドックの中で大きなものでは脳ドック、肺ドック、心臓血管ドックがオプションでありますが、それ以外に一般的に行われている人間ドックの内容がありますので、それを間違えないように、より正確にお伝えするというのが一つと、もう一つは、新しい検査方法が日々たくさん出てくるため、特にがん、脳、心臓系の血管障害に関してはより良い方法を見極め、率先してに取り入れていこうと思っています。

掲載している情報についてのご注意

各医療機関の情報(所在地、診療時間等)について誤りがある場合は、お手数ですが下記メールフォームからお問い合わせをお願い致します。誤りを報告する

検査コース一覧