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毎月19日は「ピンクの日」です。これを機に乳がん検診の受診はいかがでしょうか。【乳がん検診についてはこちら

明治安田新宿健診センターインタビュー

3Dマンモグラフィ検査を導入し、高濃度乳腺の画像診断を可能とするなど、乳がん健診の診断能力の向上を目指しています

【Dr.インタビュー】内田 賢 先生
乳がんや子宮頸(けい)がんの早期発見に注力し、乳がん健診と婦人科健診については、技師を全て女性スタッフが担当することで女性受診者が健診を受けやすい環境作りに努めております。検査で使用するマンモグラフィについても3Dマンモグラフィ検査を導入したことにより、日本人に多いとされる高濃度乳房の方でも検査を受けていただくことができ、大学病院などとしっかりと連携を取ることで早期に治療を開始できる体制も整えております。

  • 設備に関して特にこだわっていることがありましたら詳しくお聞かせください。

    受診者の皆さんが健診を受けるとき、男性と女性が一緒になってしまうと女性の方はもちろんのこと男性の方も意識してしまうと言う方達がたくさんいらっしゃいます。そのため、当健診センターでは水曜日、金曜日は女性専用の日、月曜日(※)、火曜日、木曜日は男性専用の日というように曜日を分けて受診者をご案内しております。そのため、女性はもちろんのこと男性でも気兼ねなく健診を受けていただくことができているのではないかと思います。(※)月曜日は隔週で女性日もございますのでお問合せください

  • 受診者の皆さんにスムーズに健診を受けていただくために工夫されていることがありましたら教えてください。

    当健診センターでは、エスコートスタッフがインカムを使用し、受診者の情報を共有することで、スムーズな検査のご案内に努めております。このようにインカムを使うことで、スタッフ同士が遠く離れていても、連絡をすぐに取り合うことができるため、スムーズな検査を行う上で非常に有効な手段となっており、受診者の皆さんの待ち時間の短縮にも繋がります。

  • 使用されている医療機器で特にこだわって導入された機器がありましたらお話をお聞かせください。

    2017年4月に3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)を導入いたしました。日本人女性の乳腺は乳腺濃度の高い場合が多く、このような高濃度乳房の方たちは従来のマンモグラフィでは病変を見つけにくいといった問題がありました。その従来のマンモグラフィの欠点を補うために開発された3Dマンモグラフィは断層画像を撮ることが可能になったため、乳腺の重なりが少なく、これまで見逃されていた病変も発見しやすくなりました。

  • 3Dマンモグラフィを導入されたきっかけについてお話しください。

    当健診センターでは、「女性を守る健診センターでありたい」という強い想いの下に女性に特化した検査プラン作りを行っております。検査時の痛みについては、通常の2Dマンモグラフィと変わりはありませんが、新しく導入した3Dマンモグラフィは、細かい断層写真を撮ることが可能になったため、高濃度乳房の方でも乳腺の重なりを避け、断層でより詳しく精密に乳腺の状態を把握することで病変の早期発見に貢献できていると思います。

  • 多くの医師は、マンモグラフィ検査とエコー検査の併用を勧めることが多いですが、先生はどのようなお考えをお持ちですか?

    身体の状態や年代によっても当健診センターがおすすめする検査は異なるため、お気軽にご相談いただければと思います。また、マンモグラフィ検査、エコー検査に関しても、とても勉強熱心な検査技師が担当しており、全て女性が担当しているため、何か不安なことや心配なことがあればいつでも質問していただければと思います。

  • 明治安田新宿健診センターの強みについて詳しくお聞かせください。

    健診を受けていただく方たちの中には、お仕事でお忙しい中でも、ご自身の健康を気づかって毎年時間を作って健診に来られる方もいらっしゃいます。そのため、受診していただく皆さんの時間を無駄にしないためにも、先ほどもお話しいたしましたが、インカムを使用することでスムーズに各検査にご案内することと、それを補うものとしてコンピューターを用いて、なるだけ待ち時間の少ない健診を受けていただけるように心がけております。

  • 予防医療の重要性について、先生のお考えを詳しくお聞かせください。

    日本は、超高齢社会になりまして、誰もが病気になるという可能性が高まっておりますが、その病気を未然に予防することにより、現在膨大にかかっている医療費を削減することにつながると思っております。また、受診者が病気になる前に病変を発見することで、治療による受診者への負担も軽減され、健康を維持し、健康寿命を延ばすことに大きく貢献するのではないかと思います。

  • 予防医療の重要性を伝えるための取り組みはどのようなことをされていらっしゃいますか?

    一つは、ホームページへの掲載で、われわれの予防医療の取り組みについて情報を掲載することにより、受診者によく知っていただき、予防医療の重要性を理解していただくよう努めております。二つめは、当健診センターの特徴である運動を通して、受診者の健康増進に取り組んでおり、当健診センターとの関連財団である公益財団法人明治安田厚生事業団の体力医学研究所、または、ウェルネス開発室と連携を取って受診者に合わせた提案をしています。

  • 健診にかける先生の想いについて詳しくお話をお聞かせください。

    健診に来られる受診者の皆さんは、「もし病気が発見されたらどうしよう」などといった大きな不安を持って来られていると思います。そのため、そのような不安を少しでも軽減させるために、スタッフ一同、安心・安全で不安なく健診を受けていただく環境作りを日々目指しておりますので、皆さまには定期的な健診を受けていただきたいと思います。

  • 施設の職員の方や技師の方のスキルアップのための勉強会や研修などは行われていらっしゃいますか?

    健診は、機械ではなくて、人が主になると思っております。そのため、特に受診者の対応を主な業務としているエスコートチームの全員がサービス接遇検定3級を取得しています。また、救命技能検定資格を取得しているエスコートスタッフもおりますし、超音波の技師も勉強会を開いたり、研究会に率先して参加し、知識の向上に努めております。

  • 受診者の不安を軽減するために、検査技師の方が工夫をしていることについて教えてください。

    超音波の検査は、暗い部屋で行うものですから、受診者と一対一の対応になります。そのため、受診者の検査前に不安な気持ちを少しでも軽減するために、担当検査技師が受診者一人ひとりに対して丁寧なあいさつを行っております。たとえば、「本日は、受診していただきありがとうございます。担当の○○です」などのお声がけを心掛けております。

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