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奥田クリニックインタビュー

当院独自の資料などを使い受診者に分かりやすい説明や指導を心がけ、家庭環境などの全てを含めた総合的な診療をしております

【Dr.インタビュー】院長:奥田 武志 先生
地域のホームドクターとして、受診者とその家族との心からのコミュニケーションやふれあいを大切にした診療を行っており、中でも経鼻内視鏡を使った検査は苦痛が少なく大変好評を得ております。自身で作成した当院独自の資料などを使用し、丁寧で分かりやすい説明をすることで受診者が検査結果や自身の身体の状態を理解し、ワンポイントメッセージを記載することにより家に帰っても覚えていられるように工夫をしております。

  • 医師を目指したきっかけについてエピソードなどがありましたら、交えてお聞かせください。

    母が看護師だったため、医療には幼い頃より親しみがございました。中学、高校時代は機械に興味がございまして、その頃テレビで放送されていた「知られざる世界」というトヨタの番組の中で、早稲田大学が人口義手を作っておりました。そのとき、これはすごいなと思い、ロボットを作ることや工学方面に興味を持っておりましたが、その後、義手などの機器から人間全体へ興味が移っていき、医学を志しました。

  • 先生の中での医師として曲げられない信念などありましたら、詳しくお聞かせください。

    出身大学の理念でもありますが「克己殉公」ということです。自分の利益ではなく、受診者のことを思って診療するということです。当院では地域の皆さんのホームドクターとなれるように、心のふれあいやコミュニケーションを大事にしております。受診者の健康維持のお手伝いができるように丁寧な説明を心がけておりますので、分からないことがあればどんなことでもお気軽にご質問いただければと思います。

  • 日々診療をしている中で、先生が心がけていることを教えてください。

    当院のように開業していると、もちろん経営のことも考えなければいけません。しかし、最近行った歯医者さんで、無駄な治療が結構あるように感じました。私は、無駄のない治療で、必要ない検査はしない、必要ないクスリは出さないといったことを心がけており、なるべく診療回数も少なくすることなどを心がけております。無駄な治療や検査は受診者の負担を増やすため、受診者のことを優先に考えた医療を提供していきたいと思います。

  • 院内の設備に関して、こだわった点などがありましたら詳しくお聞かせください。

    いわゆる開業医なので、いろいろな受診者の方がいらっしゃいますが窓口は広くして、できるだけいろいろな疾患を受け入れて、ある程度の診断をつけ、より精の高い医療が必要であればほかの病院に紹介できるようにしております。元々消化器を主に診ておりましたので、中でも内視鏡については細かく診るようにしております。診断能力も自分で言うのもなんですが、人並みにある方だと思っております。

  • 院内に緑が溢(あふ)れていて、医療機関っぽくないように見受けられましたが、そういった雰囲気作りを心がけていらっしゃいますか?

    冗談で妻が「生まれ変わったら花屋になりたい」なんて言っているぐらい花が好きなんです。少し変わった植物が好きで、その影響で院内にも緑を取り入れているのですが、受診者の方が少しでも落ち着けるような雰囲気になっていれば良いなと思っております。植物は私がいつも買ってきているのですが、皆さんにも気に入っていただければうれしいです。

  • 導入されている医療機器に関して、特にこだわって導入されたものなどがありましたら詳しく教えてください。

    内視鏡については、今、経鼻の内視鏡が発展途中でどんどん新しい製品が出てきます。そのため、新しい製品が出たらすぐに購入するようにしております。現在当院で使用しているのは、富士フイルムのレーザーを使用した内視鏡です。導入にあたり、内視鏡の会社、3社から貸し出してもらい、画像などを確認した結果、富士フイルムのものがキレイで見やすく、切り替え時間も早く、見た目の分かりやすさもあったので選びました。

  • 新しい経鼻内視鏡を随時取り入れていらっしゃるということですか?

    はい、そうです。たとえば、早期がんを見つけたときは経口内視鏡の拡大内視鏡で細かく診ますが、受診者にとってはつらい検査になると思います。われわれの役目は早期のがんを見つけることなので、なるべくラクに受診者の皆さんが受診できるように当院では経鼻の内視鏡を使用しております。内視鏡検査が苦手だとおっしゃる方もぜひ来院していただいて、一度当院で検査を受けていただければと思います。

  • こちらの施設で対応できない疾患などはどのように対応していらっしゃいますか?

    大学病院などへの紹介になります。心臓ならどこの施設が良い、大腸ならどこが良いといったことを把握していますので、受診者それぞれの症状に合わせて良い医療機関を紹介しております。また、医療連携に関しては、紹介先の先生にも私のことを知ってもらっているので、当院から先方の地域連携にかけると、普通に予約すると1、2カ月先の予約になるところを、次の一般診療で診ていただいたりと早い対応を取っていただいております。

  • 内視鏡検査は嘔吐感があるイメージがあったり、経鼻内視鏡は鼻血が出るなんて話も聞きますが?

    経鼻の内視鏡検査では喉の奥を圧迫しないので、嘔吐(おうと)感はありません。しかし、鼻穴が狭い方はどうしても鼻血が出てしまうことがあります。一般的に普段の血圧が高い、指でいじって出血するといったものとは違うので、基本的には時間が経てば自然に止まります。だいたいの方が、検査後施設を出るまでには鼻血は止まっておられます。

  • スタッフの方のスキルアップの勉強会や接遇面での研修はされていらっしゃいますか?

    スタッフのスキルアップのために新しいクスリが出たときは、製薬会社のMRの方からクスリの説明会などを行っていただいております。看護師の皆さんにもどういったクスリを出しているのか知ってもらったり、接遇面での講演会などもお願いしております。私自身に関しては週に2回程度、医師会などの講演会に出席しております。

  • 奥田クリニックが掲げられている理念に関して、詳しくお聞かせください。

    開業医なので、家族ぐるみで来られる方が多いため、受診者のバックグラウンドなども自然に分かってきます。そのため、家庭環境も含めて受診者さんを診るという姿勢を取っております。それと、受診者の皆さんに対しては私が作った当院独自の資料などをお渡しし、家に帰っても覚えていられるようなワンポイントメッセージなどを話すなどして「指導」に力を入れております。

  • こちらのサイトをご覧になられている方達へメッセージをお願いします。

    自分自身が気付かなかった病気を早期に見つけ、早期に治療することでその人の運命がだいぶ変わってくることがございます。定期的に健診を受けることで救える命がたくさんあり、早期に見つけることで治療の選択肢も幅広く身体への負担も軽減されます。そのため、健診は非常に重要だと考えておりますので皆さんにもぜひ定期的に健診を受けていただければと思います。

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