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なかむら内科インタビュー

地域医療に注力し、受診者一人ひとりの診療にかける時間を惜しまず、皆さんが笑顔で生活できるようなお手伝いをしています

【Dr.インタビュー】院長:中村 聡一 先生
消化器内科の担当医として、時代の先端を行く経鼻内視鏡を使った検査に重点を置きながらも、小児科、内科、外科、救急診療などといった、さまざまな分野での経験を生かし、生活習慣病である糖尿病などの診療も幅広く行うことで、総合的な診療を提供しています。これにより、受診者の幅広いニーズに対応し、受診者が納得し、病気を良くする事だけではなく、生活の質も同時に向上させるような地域に根差した医療を確立させたいと考えています。

  • 平成22年になかむら内科を開院して以来、地域医療に注力されているという事ですが、その辺りについてお話をお聞かせください。

    元々、私は当院の近くの春日井市で生まれ育ちました。最後の勤務地もわりとここから近い病院だったため、当時から継続して診ている受診者の方もたくさんいらっしゃいます。付き合いの長い受診者の方は、顔を見せに来ている、見に来ているというような感じもあるかなと思います。昔から付き合いのある受診者の方も含め、この地域のホームドクターになれればいいなと思ってこの医院を始めました。

  • 先生は、消化器のみを長年専門にしてらっしゃるのでしょうか?

    以前は、大きな病院で消化器官を専門に診る生活が15~16年続きました。当時は、本当に消化器疾患ばかりを診ていました。しかし、医者になってすぐの時や救急診療などでは、総合的な診療もしておりました。小児科、内科、整形外科なども経験したことがあり、消化器だけではなく、受診者のいろいろなお手伝いができればよいなと思っています。

  • 先生が日頃診療をしている中で、曲げられない信念や考えなどがあればお聞かせください。

    よく、「5分診療」や電子カルテばかり見て、医者が受診者の顔を一切見ないと言う不満の声を聞きます。診療に来られた受診者が、「今日はよく話を聞いてもらった」、「今日はよく診療をしてもらった」という気持ちを持って帰っていただけるとうれしいと思います。しかしながら、その分、どうしても一人ひとりの診療時間が長くなってしまい、待ち時間が長くなってしまうので、その辺のジレンマはあります。

  • 院内の設備に関して、先生のこだわりポイントなどがあれば教えてください。

    検査を受けにくる受診者は皆さん緊張をされていると思います。レントゲン室で大腸のカメラの検査を行いますが、その場合、レントゲン室にとどまっていただく時間が長くなってしまうことが多いです。その時に少しでも受診者がリラックスできればよいと思い、僕自身、多少ですがスキューバダイビングをやっていて海の中の景色が好きだということもあり、レントゲン室の壁を海の中のイラストにしています。

  • 現在、取り入れてらっしゃる医療機器と検査に関して詳しくお聞かせください。

    消化器の医者の道具として、内視鏡と超音波検査に使うエコー機材はどうしても外せません。それに加え、急性の炎症に対応できるように、血液検査と炎症の度合いをみるCRTという検査は10分程したら院内で結果が出るようにしています。そして、武器である内視鏡は大きな総合病院にも引けをとらないオリンパス製の機器に最近更新をしました。

  • 現在院内で使用されているのは内視鏡は、経鼻内視鏡のみですか?

    はい、経鼻内視鏡のみです。鼻から入る細いカメラを使っていますが、鼻から入りにくい受診者の方もいらっしゃるため、経鼻内視鏡を使って口から検査をする場合もあります。受診者の苦痛も従来の経口内視鏡のような太いカメラから比べるとだいぶ軽減されると思います。大腸の検査で使用する内視鏡も、多少細めの柔らかいカメラを使います。検査時は、苦痛が少しでも軽減される様に炭酸ガスの送気法なども使用しています。

  • なかむら内科に来院される受診者の方はどのような年代、性別の方が多いですか?

    近隣に元々住まわれている高齢者の方が結構多いです。60代後半から80、90代、最高齢だと、現在101歳の方が杖もつかずに元気に歩いて来院されます。中には以前の勤務医の時から含めて20年近くお付き合いさせていただいている方もいらっしゃいます。この辺りに居住されている高齢者の方はお元気な方が大変多いです。それと同時に、この近辺は新興住宅地のため新しく引っ越して来た小さな子供も中にはいらっしゃいます。

  • なかむら内科の掲げている理念のようなものがあれば詳しくお聞かせください。

    理念というほどの大層なものはありませんが、この地域の方が心地よく生活していく手助けができれば、笑顔を一つでも増やせればいいなと思って日々診療をしています。受診者の方の中には、病院が好きで週に3回いらしたり、2週間ごとに律義に来院されたりする方もいらっしゃいます。地域のホームドクターとして、受診者のそばにいられる存在になりたいと思っています。

  • 日々の健診をしていく中で、やりがいを感じた瞬間などのエピソードがあれば詳しくお聞かせください。

    日々の健診の中で、そう多くはありませんが、大きな病気が見つかることもあります。健診によって初期段階の発見ができたことで大事に至らずに済み、やっぱり健診を受けてよかった、おかげで助かりましたなどと言われると、役に立ったのかなと思って少しうれしいです。予防として、健診を受けられたことが喜びにつながっていると思います。

  • 技師の方やスタッフの方で接遇マナーの研修や医療的な勉強会を行うなどの取り組みなどはされていらっしゃいますか?

    スタッフの受診者に対するマナーはとても重要だと思っています。そのため、スタッフに接遇マナーの研修会などに出掛けていただくことはあります。スタッフも自分の生活がありますので、一人が何回も参加するというわけではありませんが、皆がほとんど参加するようにしています。この地域の受診者の方が長年、当院に通っていただけているのはスタッフのこういった努力があるからだと思います。

  • 健診の大きなポイントである、予防医療の重要性に関して、先生の考えをお聞かせください。

    現在でも、検査をするとびっくりするような進行がんが見つかる事があります。がんでも初期の段階で発見することができれば、大きな開腹手術や開胸手術をせずに、胃カメラや大腸カメラなどを使って切除する事も可能です。糖尿病なども放っておくと将来は心筋梗塞などにつながっていきます。根治することが難しくても、大きなトラブルがない様に、ほかの人たちと同じ様に生活を送っていけるような手助けをしたいと思っています。

  • なかむら内科のアピールポイントなどがあれば詳しく教えてください。

    健診に関しては普通の事を普通にできればいいと思っています。そのため、特別、力を入れていることや、ここはうちでしかできないというところは今のところはないです。しかし、最近はがんになりやすいかどうか、脳卒中のリスクマーカーなどいろいろあります。そのようなエリアも僕自身勉強をしながら、順次当院で取り入れていきたいと思っています。

  • 最後に、先ほどの予防医療と重なる部分もあるかと思いますが、先生の健診にかける思いや考えなどをお聞かせください。

    やはり、1年に1回ぐらいは健診を受けていただいて、体のメンテナンスをやってほしいと思います。そこでもし引っ掛かって2次検査が必要になる時もなるべく苦痛を伴わない様な検査ができるように心がけていますので、気軽に健診を受けに来てほしいと思います。自覚症状がないため、今の状態を改善する必要性を感じない方も多いです。私たちはその重要性をなるべく分かっていただけるように説明する様に心がけています。

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