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こはや脳神経外科クリニックインタビュー

こだわりのMRIの導入による脳ドックの精度向上、そしてそれをベースにした「正しい診断」によって、脳卒中の予防に貢献しています

【Dr.インタビュー】院長:小早 徳正 先生
それぞれの受診者にとってより良い医療を提供するために、新しい医療機器を駆使し、より精度の高い検査を行っております。
発症すると重い後遺症をもたらす可能性が高い脳卒中を予防する手段として有効な脳ドックに日々注力し、早期発見・早期治療により受診者の健康を支えるお手伝いをしています。それと同時に、自分自身が健康を維持することで生活習慣改善のロールモデルとなれるように、日頃から食事や運動に気を付けております。

  • 先生の経歴と簡単な自己紹介をお聞かせいただければと思います。

    私は、神戸出身で当院の近くの高校に通っておりました。当院を開業する以前は、脳神経外科の専門病院で勤務をしており、そこで日々、脳卒中の受診者の方や急性期の脳卒中の受診者などを診ていました。重症の受診者を診察する中で、重症になる前にケアをする予防医療が非常に大事だということを痛感し、よりいっそう予防医療に注力したい、私にできることを可能な限り提供したいという思いから、当院の開業を決意しました。

  • 先生が医師を目指されたきっかけについて、エピソードなどを交えて具体的にお聞かせいただければと思います。

    私の母は看護師をしておりまして、その母の影響が1番大きいのではないかと思っております。幼いころの私は、幼稚園や学校から帰ってきた後、よく母の職場に行っており、そのため母の職場は私の遊び場のようになっていました。そちらで仕事をしている母、ほかの看護師の方々、医師の方々の働く姿を毎日見ている中で、同じように人の役に立つ仕事が私にも将来できたらよいなと思い始めたのがきっかけで、最終的に医師を目指しました。

  • 先生が日々診療をされている中で、曲げられない信念や考えというものがありましたら、詳しくお聞かせください。

    診療時は、正しく診断をするという事を日々心がけております。そして、その診断結果を受診者に分かりやすく説明し、しっかりと理解をしていただくことが非常に大切です。そのうえで正しい方向性の治療を進めて行くことが医師として、私の重要な役目だと思っております。受診者が違えば性格や生活環境も違うように、治療の仕方もさまざまです。受診者にとって何が良いのかを常に考える事で、正しい医療の提供をしています。

  • 正しい医療を提供するには、先生ご自身が健康でなければいけないと思います。先生の健康維持のための取り組みを教えてください。

    脳卒中管理をする中で、生活習慣病の治療というのは非常に重要であるため、食事制限それから運動療法を主に受診者の方におすすめすることになります。その際に、医師である私が自分自身の管理をできていないと何の説得力もありませんので、受診者のロールモデルになるという意味も込めて、常日ごろから食事内容に関して細心の注意を払っておりますし、運動も定期的に行うことで自身の健康を維持するように心がけております。

  • こはや脳神経外科クリニックでは、検査時の受診者の恐怖心を軽減させるための取り組みなどをされていらっしゃいますか?

    脳神経外科に対して、多くの受診者は怖いというイメージを抱いてしまうと思います。そこで、当院では受診者の恐怖心を少しでも和らげるために、建設する際に受付や廊下、入り口の壁に木目調を取り入れ、半円型や曲線の曲面形状を採用することで角をなくし、院内全体に柔らかい雰囲気が漂うよう工夫しました。このほか、待合室には水槽を設置しておりますので、魚たちの泳ぐ姿を見て受診者の皆さんに和んでいただければと思います。

  • こはや脳神経外科クリニックで、特にこだわって導入されている医療機器などがありましたら、詳しくお聞かせください。

    脳ドックとなればMRIという機械は必須になります。そのため、開業の際は各会社をいろいろと見て回るだけでなく、機械が実際に使われている医療機関を訪問し、医師の方たちにお願いをして画像などを見せていただいたこともありました。このように吟味を重ねた結果、当院では3テスラの静磁場強度の高いMRIを導入いたしました。一般的なMRIの1.5テスラよりも血管の細部まで分かるものになっております。

  • MRIを特にこだわって導入されたとのことですが静磁場強度の高いMRIを使うメリットについてもう少し詳しくお聞かせください。

    3テスラの静磁場強度の高いMRIを使うことにより、1.5テスラより鮮明で詳細な画像を得ることができます。鮮明で詳細な画像を得ることができるということは、正しい診断をすることに直結するため、私たちにとって必要不可欠な検査機器になります。また、この機器は検査スピードも非常に速いため、検査時間・待ち時間を短くすることにもつながり、受診者の肉体的、精神的負担を少しでも軽減することが可能となります。

  • 検診を受けに来られる受診者はどのような方が多いですか?多い年代などがありましたら教えてください。

    当院の検診の受診者は、年配の方が非常に多いと思います。この理由として、脳卒中は高齢の方、中年以降の方に関係することが多いためです。年配の方は、脳卒中の再発予防に来院される方が1番多く、中年の方に関しては脳卒中の予防のためと生活習慣病の管理で受診する方が非常に多いです。若い方も、もちろん来院されますが、片頭痛やその他の頭痛、めまいなどの理由で受診されることが多いように感じます。

  • 職員の方々のスキルアップのために、院内で勉強会などを定期的に開催されていらっしゃいますか?

    職員が正しい知識を持ち、常に変わる医療の常識について情報をアップデートすることは非常に大切だと思っており、不定期ではございますが、月2回程度は各薬剤の説明会などを行っております。そして、当院では頸(けい)動脈エコーの検査なども行っているため、検査に関する知識を深めるための研修会などを随時行っております。職員が正しい知識を持つことで受診者の方にリラックスして検査を受けていただく事ができると思っています。

  • こはや脳神経外科クリニックで掲げられている理念に関して、先生のお言葉で具体的に教えていただければと思います。

    私の信念と重複する部分がありますが、当院では正しい診断をするということを理念に掲げています。正しい診断をするためには、検査機器を的確に駆使しながら正しいデータを出すことが何よりも必要だと考えております。また、それぞれの受診者にとっての良い医療とは何かを考え抜いた上で、それを提供するということも当院の理念の一つとなっております。この二つの理念の下に、スタッフ一同日々努力をしています。

  • 先生が日々検診を行う中で、やりがいを感じた瞬間などございましたら、エピソードを交えてお聞かせください。

    脳ドックの場合、多くの方が異常なしという結果になるのですが、受診者の中には大事に至る可能性が高い、大きな脳動脈瘤(りゅう)といった重篤な病気や、詰まった血管といった重篤な病気になる直前の状態を抱えている方もいらっしゃいます。そのような受診者には速やかに治療ができる病院を紹介し、そこで治療をしていただく事もあるのですが、治療が終わって、受診者が再来院し感謝の言葉を頂くことがあります。そのようなときにやりがいを感じます。

  • 検診を受けられた方で重大な疾病の早期発見につながったというケースについて詳しくお聞かせください。

    20代女性の受診者の方が執拗(しつよう)に続くめまいを何とかしてほしいと来院をされました。当院で検査をした結果、小脳というところに大きな脳腫瘍が見つかり、当院で治療方法を検討したところ、大阪のとある病院が良いという判断をいたしました。すぐにそちらの病院を紹介しまして、重篤であったため速やかに治療もしていただきました。治療が終わった後、2カ月ほど経った頃に再来院されお礼を言っていただいたことが非常に記憶に残っています。

  • 予防医療の重要性に関して、先生のお言葉でお聞かせいただければと思います。

    私が力を入れている予防医療は脳ドックが中心となります。脳ドックにより予防ができる病気の一つは脳卒中になります。脳卒中という病気は起こってしまうと治せないことが多く、後遺症をもたらすことがあります。それを防ぐためには、病気になってからの治療ではなく、予防することにつきると思います。特に働き盛りの方たちには、未症状の状態の今、脳ドックを受けていただきたいと思っております。

  • 働き盛りの方にも検査を受けていただきやすいような体制作りはされていらっしゃいますか?

    当院では、働いていらっしゃる方にも受診していただけるように、脳ドックだけではなく普通の診療も含めて午後7時まで診療をしております。そのため平日の仕事帰りにも皆さんに受診していただけると思っております。それから、土曜日の午前中も診療をしており、脳ドックの枠も朝一番に設けておりますので、当院の診療体制をうまく活用しながらご自身の健康を気遣っていただければと思います。

  • MRI検査を受ける際に閉鎖的な空間に抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、何か工夫されていることなどありますか?

    受診者に少しでもリラックスしていただくことが重要だと考えています。そのために、当院のMRI装置にはやわらかい印象を与える色を採用しております。そして、間口が広く見える円形の構造をした機器を導入することで、検査の際の閉塞(へいそく)感をできる限り緩和できるよう配慮しております。また、検査室の壁も木目調にし、かつ電灯もオレンジ系のやわらかい色にしているため、緊張が少しでも和らぐのではないかと思っております。

  • 検診にかける、先生の思いをお聞かせください。

    脳卒中を予防すること、これが受診者の健康保持のために1番大事なことだと考えております。そして予防するためには、まず現在のお体の状態を詳細に知っていただかなければなりません。そのためには、自覚症状がないときにこそ、ぜひ脳ドックを受けていただきたいと思います。それによって現在の状態を詳細に把握し、ご自身にいい影響を与える予防を行っていただきたいと考えております。

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