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特集・コラム

受診者数が多い「乳房触診+乳房画像診断」

篠原 隆史

<< 執筆者 >>

しのはら りゅうじ
篠原 隆史

朝日新聞社、ドラッグマガジン社(薬剤・医療・健康関係の出版社)、フリーライター(医療・科学技術系誌の編集などに従事)

【取材・執筆・編集実績(一部)】
・厚生労働省の医療系会議(先進医療会議など)
・日本医師会の定期記者会見
・製薬会社による医師向け新薬情報セミナーおよび新薬情報
・文部科学省の医療系会議(科学技術・学術審議会など)

人間ドックの検査コース(検査項目)を多様なものにしている要因として、疾患ごとのリスクについて調べるオプション検査が数多く実用化され、多くの人間ドックで検査メニューとして設定されていることは見逃すことができません。

こうしたオプション検査で、とくに受診者がよくみられる検査は何でしょうか。ひとつの統計にすぎないのですが、乳がんリスクの早期発見を主な目的とする「乳房触診+乳房画像診断」が多いというデータがあります。

これは、矢野経済研究所が、全国健康保険協会(協会けんぽ)87施設の人間ドックの状況を調査した結果(『健診・人間ドック市場の実態と展望』2016年版)の一部です

オプション検査として受診者の多い検査

同データでは、受診者数が多いオプション検査の上位2つがいずれも、婦人科系疾患のリスクを調べる女性向け検査でした。

具体的には、「乳房触診+乳房画像診断」の受診者が最も多いと回答したのは、87施設のうち36施設(41.4%)に達しています。これに次ぐのは、子宮頸がんについて調べる「婦人科診療+子宮頸部細胞診」の32施設(36.8%)でした。

また、この2つに続くオプション検査が、前立腺がんのリスクを調べる腫瘍マーカー検査(血液検査)の「PSA検査(32.2%)」、食道・胃・十二指腸の疾患リスクを調べる「上部消化管内視鏡検査=胃カメラ(26.4%)」という結果でした。

PSA検査は、男性向けのスクリーニング検査として代表的です。胃カメラは、経口(内視鏡)検査と経鼻内視鏡検査があり、特有の苦痛(おう吐反射)や鎮静剤の使用など、受診者が選択しなければならないオプション(のオプション)もあって、関心が高いとされています。

さらには、「骨/骨密度検査(20.7%)」「頭部MRI検査/頭部MRA検査(18.4%)」「頸部超音波(エコー)検査(9.2%)」などが受診者数の多いオプション検査であるという結果が出ています。

受診者の多さは、その検査への希望が多い(需要の)反映でもあり、現今の人間ドックが置かれている状況を示す一断面であるといえましょう。

出典:矢野経済研究所『健診・人間ドック市場の実態と展望』2016年版