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人間ドックの市場規模は4,650億円

篠原 隆史

<< 執筆者 >>

しのはら りゅうじ
篠原 隆史

朝日新聞社、ドラッグマガジン社(薬剤・医療・健康関係の出版社)、フリーライター(医療・科学技術系誌の編集などに従事)

【取材・執筆・編集実績(一部)】
・厚生労働省の医療系会議(先進医療会議など)
・日本医師会の定期記者会見
・製薬会社による医師向け新薬情報セミナーおよび新薬情報
・文部科学省の医療系会議(科学技術・学術審議会など)

日本における任意健診(人間ドック+専門ドック)の市場規模は、矢野経済研究所によると、2016年度で約4,650億円と予測されています。住民健診や職域健診などの法定健診を含めると、同年度には約9,100億円の市場規模とされています(ネットオークション産業とほぼ同程度といわれています)

また、同研究所のデータでは、2016年度の任意健診市場のうち、いわゆる一般的な「人間ドック」の市場規模が4,200億円、乳がん検診や脳ドックなど「専門ドック」の市場規模は450億円という結果が出ています。過去数年間の推移としては、2013年度が4,840億円/2014年度が4,640億円/2015年度が4,640億円と、あまり目立った変化はみられません(図表)。

健診市場規模推移 2009年~2016年度

ちなみに、4,650億円という任意健診産業の市場規模は、アイスクリーム/文具・事務用品の各産業とほぼ同程度、眼鏡小売り/カラオケボックスの各産業を少し上回る程度とみられています。

現実的な話をすれば、人間ドックの受診者数自体は現状で微増傾向にあるいっぽうで、検査にかかる料金(受診単価)は低迷傾向が続くというのが、市場のコンセンサスです。そのため市場規模には当面、大きな変化はないと予想されています。

ただ株式市場では、血液検査(後の分析)などに使用される臨床検査薬の製造メーカーが「関連銘柄」として注目を集めたり、中赤外レーザーを使用した非侵襲タイプの血糖値センサーが、テクノロジー分野の話題として注目されるような場面もありました。とくに後者は、もしも血糖値以外に応用範囲が広がるほどの発展が実現するならば、人間ドックの血液検査における受診者の負担を減らすことにつながるかもしれません。

このように、技術的なブレークスルーはもちろん世界の経済情勢、健診への社会的な考えなど、今後も、人間ドックを含む任意健診の市場規模に影響を与える可能性のある要素は多彩といえましょう。

出典:矢野経済研究所『健診・人間ドック市場の実態と展望』2016年版