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X線や超音波などを用いて骨密度を測定する検査です。骨折や高齢者の寝たきりの原因になる骨粗鬆症の発見に役立ちます。

骨密度は、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどれくらいあるかを表わした数値です。ミネラル成分が不足すると骨が脆く弱くなり、骨折しやすくなります。

骨密度測定方法には、DEXA法、MD法、QCT法、超音波法など、X線を使うものと超音波を使うものがあり、計測する部位が手や踵、大腿骨など、測定方法によって異なります。

骨粗鬆症

日本では、若いとき(20~44歳)の平均骨量の70%を下回った場合が骨粗鬆症と定義されています。年とともにある程度は骨量の減少は起こりますが、減りすぎてしまうと骨粗鬆症になり、骨折のリスクが高まります。脊椎の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折を起こしやすく、歩行障害や寝たきりの原因となります。

また、一度骨折を起こすと再度骨折を起こすリスクも高まるといわれています。閉経後の女性では女性ホルモンの働きの低下により骨量が減りやすくなります。そのほか、ステロイド使用、過度なダイエット、アルコールやカフェインの過剰摂取、運動不足、喫煙なども骨粗鬆症のリスクとなります。

骨密度検査は、とくに閉経間近や閉経後の女性は骨粗鬆症の早期発見のために、受診をおすすめしたい検査です。骨粗鬆症は進行すると、ちょっとした転倒などで簡単に圧迫骨折を起こします。早い段階で発見し、生活習慣改善や治療を受けるべき疾患です。