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子宮頸部細胞診は、子宮の入り口にあたる部分の細胞を採取し、がん細胞・なりかけているもの(異型細胞)の有無を顕微鏡で観察する検査です。子宮頸がんの発見に役立ちます。

子宮は、巾着袋のような形をしています。身体の中では巾着の紐で閉まる部分が下側、袋の部分が上〜前側にあります。巾着の紐で閉まる部分が「頸部」、袋の部分が「体部」と呼ばれます。頸部は子宮の入口の部分にあたります。子宮頸部細胞診では、細長い綿棒のようなものを子宮の入口に入れて、そこの細胞をこすりとって顕微鏡で調べます。

細胞の具合をⅠ、Ⅱ、Ⅲa、Ⅲb、Ⅳ、Ⅴの6段階に分けて評価します。

Ⅰ〜Ⅱまでが陰性(正常)であり、Ⅲa以上が異常とされ、Ⅴに近づくほど細胞の異常が高度と考えられます。Ⅲa以上の場合はコルホスコピー、組織検査、MRIなど、よりくわしい検査を受ける必要があります。

子宮頸がんは、子宮頸部にHPV(ヒトパピローマウイルス)が主に性行為によって感染することで、細胞に異常を引き起こし、それが後にがんになることで発生します。