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主な成分にアルブミンなど

人間の血清中には多数のたんぱく成分があり、主要なものだけでも100種類を超えます。主なものはアルブミン、免疫グロブリン、リポたんぱく、補体、凝固因などです。

これらをすべてまとめて一括りで考えたものが血清総たんぱくです。TPは総たんぱくの英語であるTotal Proteinの頭文字をとったものです。

総たんぱく(TP)検査でわかること

総たんぱく(TP)の正常値は6.5〜8.0 g/dLです。低い場合、高い場合でそれぞれ以下の表のような病気が考えられます。

血清総たんぱく 考えられる病気・状態
低値 低栄養、吸収不良症候群、重傷肝機能障害(劇症肝炎など)、ネフローゼ症候群、たんぱく漏出性胃腸症、胸水・腹水、悪性腫瘍や慢性炎症などの消耗性疾患、妊娠、過剰な輸液など
高値 慢性感染症(ウイルス性肝炎、結核など)、膠原病、骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、本態性Mたんぱく血症、脱水など