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部位別に3種類に分かれます

厚生労働省の2015年人口動態統計(2016年12月公表)によると、口唇、口腔および咽頭の悪性新生物(がん)による死亡数は、7,380人(男性5,258人、女性2,122人)となっています(この数値は咽頭がん以外のがんを含むことに注意)

咽頭は、鼻の奥から食道までの、食べ物と空気の両方が通る部分で、上咽頭(役割:呼吸する、耳の圧の調整)、中咽頭(同:呼吸する、正しく発音する、飲み込む)、下咽頭(同:飲み込む)に分かれています。それぞれ部位にできたがんの主な症状は次のとおりです。

<上咽頭がん>
鼻の症状(鼻づまり、鼻血など)/耳の症状(耳がつまった感じなど)/脳神経の症状(目が見えにくくなるなど)

<中咽頭がん>
飲み込むときの違和感/のどの痛み・出血/息が鼻に抜けて言葉がわかりにくくなる/頸のリンパ節の腫れなど

<下咽頭がん>
飲み込むときの異物感/のどにしみる感じ/耳の周りの痛み/声がれ/頸のリンパ節の腫れやしこりなど

実際の検査では、超音波検査などのほか、視診(鼻や耳の穴に光を当ててなかを観察することなどにより、中咽頭の腫瘍の有無を確かめます)や触診(口のなかに指を入れてがんがあると疑われる部分に直接触れて調べます)、生検(病理検査・病理診断:咽頭に局所麻酔をした後、疑わしい組織の一部を切り取り、顕微鏡でがんかどうかを調べます)なども実施されます。

受けるべき主な検査

視診
触診
生検
頸部超音波(エコー)検査
CT検査
MRI検査