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どうして手足がしびれるの?

手足がしびれる

手足がしびれる原因は多くの場合は神経や血管の異常によるものです。神経は脳→脊髄→手足の神経という経路で電気のコードのようにつながっています。脳や脊髄は中枢神経、手足の神経は末梢神経と呼びます。脳は頭蓋骨の中にあり脊髄につながっています。脊髄は背骨の中にあって、背骨と背骨の間の両脇から手足の末梢神経にむかってコード(神経根といいます)がのびていきます。

ですので、神経が原因でしびれが出ている場合はこの経路のどこかに異常が考えられます。神経自体がおかしいのか、あるいは神経を何かが圧迫したり、炎症が及んだりしているのか、いずれかです。また、血管の異常やカルシウムなどの電解質の異常でも症状が出ることがあります。

考えられる疾患は?

原因部位 考えられる疾患
脳や脊髄(中枢神経)の異常 脳梗塞、脳出血、一過性脳虚血発作(TIA)、脳腫瘍、脊髄腫瘍など
脊髄や神経根・神経の圧迫など 変形性脊椎症、神経根症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、椎体・椎間板炎、交通事故など外傷によるもの、胸郭出口症候群、手根幹・肘部管・足根幹症候群など
手足の末梢神経の異常 糖尿病やアルコール多飲、ビタミン欠乏などによるニューロパチーなど
血管・血流の異常 動脈硬化、閉塞性動脈硬化症、末梢循環不全など
その他 電解質異常など

受けるべき検査は?

頭部MRI/頭部MRA、脊椎MRI、血液・尿検査(糖尿病やビタミン・電解質異常の確認)、血管の超音波検査、眼底検査(動脈硬化のチェック)

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