人間ドックと検診予約サイト EPARK人間ドック

いびきとは

いびきがひどい

いびきは風邪を引いたり、お酒を飲んだ後、鼻が詰まっている時などに一時的に出るものと、睡眠時無呼吸をともなうものがあります。一時的なものはとくに問題はありませんが、睡眠時無呼吸をともなうものは治療が必要な場合や背後に疾患が隠れている場合もありますので注意が必要です。

睡眠時無呼吸は寝ている間にいびきをかきながら、呼吸がたびたび止まってしまう状態です。呼吸がたびたび止まりますので、意識せずとも目が覚めるのに近い状態が一晩の間に何度も繰り返され、結果的に睡眠が浅くなってしまいます。すると、目覚めたときに頭が痛くなったり重たくなったり、日中にひどい眠気に襲われたり、集中力が下がったりしてしまいます。

いびきの原因

睡眠時無呼吸をともなういびきは、たいていの場合は肥満によって首回りの脂肪が増えたり、仰向けになったときに舌が喉の奥へ落ち込んでしまうこと(舌根沈下といいます)によって引き起こされます。

その他の原因としては、アデノイドや扁桃腺の腫大(生まれつき、あるいは大人になってから感染によって腫れる)によって睡眠時無呼吸になってしまうこともあります。

いびきがひどいことで引き起こされる疾患

程度の強い睡眠時無呼吸は死亡率を数倍高めてしまうという報告もあります。先にも説明したとおり、肥満と密接に関連するため、結果的に生活習慣病である高血圧、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などの疾患も抱えている場合が多いのです。

また、車を運転する仕事や重機を扱う仕事、高所での作業に従事する仕事などの場合、日中の眠気や集中力の低下が命に関わる事故につながりかねません。

睡眠時無呼吸は体重の減量だけで治ってしまう場合もありますし、減量で治らない場合も経鼻的持続陽圧呼吸(nasal CPAP)という機械を用いた対処方法もあります。

いびきは自分ではなかなか気がつかないものです。家族の人にご自分のいびきについて確認しましょう。
もし、いびきを家族からうるさいといわれたことがあれば、生活習慣病が隠れているかもしれません。
体重が増えてきて、肥満気味のかたも要注意です。

関連記事

  • しわがれ声になった

    知る