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月経時の出血が多い

月経時の出血が多い状態を「過多月経」といいます。150ml以上を過多月経とするという定義もあるのですが、実際の出血の量を正確に計測するのは困難であるため、本人の主観的な感覚や訴えをもって判断される場合が多いようです。

しかし、いつもの生理とくらべて明らかに出血量が多い場合、出血の中にレバーのような血の塊が混ざっている場合、昼間なのに夜用ナプキンを使用しなくてはならない場合などは客観的に「過多月経」かもしれない、と考えてもよいでしょう。

過多月経の原因

過多月経の原因には大きく分けて2種類あり、「器質性」のものと「機能性」のものという分類があります。
まず「器質性」のものとして婦人科疾患である子宮頸がん、子宮体がん、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、また出血が止まりづらくなる(凝固機能異常)血液疾患やワーファリンなど薬剤の影響が挙げられます。

次に「機能性」のものとして黄体機能不全や無排卵周期症などの内分泌機能異常が挙げられます。
いずれの場合も、長期にわたって過多月経が続くと貧血を引き起こします。また、とくに子宮頸がん、子宮体がんについては早期に治療しないと命に関わります。ぜひとも定期的な婦人科検診で早期発見・早期治療開始につなげていくことが望まれます。

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