胸がつかえるという表現に当てはまる症状は、人によって同じ感覚を言い表しているとは限りません。文字通り食べ物や飲み物を飲み込むときに通りが悪い感じを表していることもあれば、ストレスや不安があるときに感じる嫌な感じを表すこともあれば、呼吸が辛い場合などを表す場合もあるでしょう。
また、喉の疾患、心臓の疾患や腸の疾患などの症状が胸のつかえ感のように感じられ場合もあり得ます。まずは食道や胃の疾患が心配されますが、そのほかの疾患の可能性があることもふまえ、全身に異常がないか確認しておくと安心です。
考えられる疾患
食道がん、逆流性食道炎、胃がん、慢性胃炎、咽頭・扁桃炎、咽頭・喉頭がん、不整脈や狭心症、大動脈瘤などの心臓血管の疾患、ストレスやうつ病など
受けるべき検査
血液検査、腹部超音波検査、上部消化管造影検査(胃バリウム)、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、胸部単純写真(レントゲン)、心電図、胸腹部CT検査など
受診する医療機関に相談し、自分の状態にあった検査を受けるようにしましょう。