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お腹が張る

お腹が張る

お腹が張ることを医学用語では「腹満感」や「腹部膨満感」と言います。

ガスの増えすぎ

多くの場合は腸の動きが低下したり、腸内細菌のバランスが崩れ腐敗ガスが増えてしまうために、腸にガスがたまってしまう状態が原因となります。また主にストレスに起因すると言われる呑気症(空気嚥下症)や炭酸飲料の飲み過ぎや早食い、暴飲暴食も腸の中のガスを増やす原因となります。

胃や腸の異常

慢性・急性胃炎、胃下垂、ストレスなどに起因する過敏性腸症候群も腹部膨満感を引き起こします。

腸閉塞

大腸や小腸にがんができて便の通過に滞りが出たり(狭窄)、腸がねじれたり(捻転)、がんや子宮内膜症、手術の影響などで引きつれたり(癒着)、動きが悪くなって(麻痺)、腸の流れがつまってしまった状態を腸閉塞(イレウス)と呼びますが、この腸閉塞は便秘、腹痛、吐き気、嘔吐などとともに腹部膨満感を引き起こします。

腹水

お腹の中を腹腔といいますが、この腹腔内に水がたまってしまうことがあります。このたまった水を腹水といいます。腎臓や心臓の機能が低下して腎不全や心不全を起こした場合、肝硬変やネフローゼ症候群でたんぱくが低下してしまった場合などに腹水がたまります。この場合はガスではなく腹水が腹部膨満感を感じさせる原因となります。

腫瘍性病変や動脈瘤

女性の場合は子宮筋腫や卵巣腫瘍などが大きくなった場合にも腹部膨満感が出ることがあります。そのほか男女共通ですが腹腔内に大きな腫瘍ができた場合や動脈瘤が大きくあった場合にも腹部膨満感を感じる場合があります。

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