むくんだ状態のことを医学用語では「浮腫」といいます。浮腫には大きく分けて2種類があり、全身がむくむ「全身性浮腫」と身体の中の部分的なむくみが生じる「局所性浮腫」があります。
「全身性浮腫」の原因は腎臓の疾患が原因のことが多いですが、肝臓や心臓の疾患でも起こります。
「局所性浮腫」原因は静脈やリンパの流れが滞った場合や炎症やアレルギーが原因で引き起こされます。
考えられる疾患は？
腎不全、ネフローゼ症候群、心不全、慢性肝炎、肝硬変、甲状腺機能低下症、アレルギー、高度の肥満、静脈血栓症、がんのリンパ節転移、悪性リンパ腫、薬剤の影響など
以上のようにさまざまな疾患が考えられるため、血液検査や超音波、CT、MRIなどの画像検査を適宜施行して原因を突き止める必要があります。