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体重減少は疾患のサインかもしれません。

体重が減った

がん:がん細胞は栄養をたくさん奪って成長しようとする性質があります。食事で栄養をとっても、がん細胞に奪われてしまい、結果的に体重も落ちていきます。

AppleのCEOであったスティーブ・ジョブスを思い出してください。2011年にジョブスはすい臓がんで亡くなりましたが、晩年は日を追うごとに体重が落ちてやせていってしまったのを覚えている人も多いことでしょう。

糖尿病:糖尿病というと肥満のイメージがあるかもしれません。しかし、血糖値のコントロールが悪い状態が続くと、食事からとった糖分をエネルギー源として利用できなくなり、脂肪や筋肉の中のたんぱく質を分解してエネルギーとして利用するため、体重が落ちていきます。

消化器疾患:胃や腸の機能が損なわれると、食欲が低下したり、食事をとってもきちんと消化ができず、栄養の吸収が悪くなり、体重が落ちることがあります。この場合、食欲不振、吐き気、お腹が痛い・重たい、下痢や便秘などの症状が先に出ることが多いでしょう。胃十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃がん、大腸がん、腸炎などがこれにあたります。

甲状腺機能亢進症:甲状腺は代謝に関わるホルモンを分泌するところで、首の前側に蝶々のような形であります。腫れたりすると喉のあたりに大きくなった甲状腺が触れることがあります。

甲状腺の機能が活発になりすぎると、代謝が良くなりすぎて、いくら栄養をとっても代謝されてしまい、体重が低下することがあります。

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