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がんの家族歴

家族にがん経験者がいる

家族にがん経験者がいる状態を医学用語では「がんの家族歴がある」と言います。がんの家族歴がある人は、その家族の患ったがんにかかりやすいということは以前から知られています。また、家族の患ったがんとは別の種類のがんにもかかりやすい可能性があるという報告も見られます。まだこれから先の研究や医学の進歩で開拓されていく研究領域であると考えられます。

がんと遺伝子

現在の医学では以下のがんについては家族歴がリスクになるとわかっています。

家族性大腸ポリポーシス
大腸がん
子宮体がん(子宮内膜がん)
乳がん・卵巣がん

2013年にはアメリカの女優アンジェリーナ・ジョリーが遺伝子検査の結果、乳がんを発症するリスクが高いとの診断を受け、発症する前に両側乳房を切除して話題になりました。

今後、世界や日本で遺伝子診断がどのように活用されていくかはまだわかりませんが、上記に挙げたがんの家族歴がリスクになるということは事実です。「がんの家族歴がある」場合に、自分も必ずがんを発症するというわけではありませんが、がんの家族歴を自分にとってのリスクととらえて、定期的な検診やドックを受けるなどしながら、早期発見につとめるのがよいでしょう。

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