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大酒家

大量の飲酒

「大酒家」という言葉がありますが、1日あたりに日本酒5合以上相当のアルコールを連続して飲んでいる状態ですと、大量の飲酒をしていると言えるでしょう。1日あたり日本酒4合ならばよいというわけではありませんので、常習的にお酒の量が多い人は「大酒家」に準ずると考えた方がよいでしょう。

アルコールは精神と身体ともに依存症状を引き起こします。アルコールを飲んだ心地よい状態をもう一度味わいたくてお酒を飲んでしまう精神依存、そして、アルコールが回って酔っ払っている状態が普通の状態だと身体が勘違いするようになってきてしまう身体依存があります。

依存が始まってしまうと、お酒の量や頻度がエスカレートしていき、身体が耐えられなくなった時に疾患になって初めて病院に運ばれるというケースもまれではありません。また、アルコール依存者はビタミンB1欠乏によるWernicke脳症やコルサコフ症候群といった脳の疾患をともなうこともあります。

アルコール依存になるほどの常習的に飲まないにせよ、過度なアルコール摂取は肝臓やすい臓に負担をかけてしまいます。また飲酒の機会が増えると食事のバランスも悪くなり、脂っこいもの、塩っ辛いもの、旨味の強いものが主体の食事になりがちです。また一緒に喫煙する場合も多いでしょう。

これらが複合的に悪い働きをし、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、動脈硬化などを引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めることになってしまいます。

大量の飲酒が引き起こす疾患

アルコール性肝障がい、急性・慢性すい炎、Wernicke脳症、コルサコフ症候群

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